こんにちは、しもんです!
セカオワのツアー「The colors」が終わってSaoriちゃんがツイートしてたのを見て、
以前、彼女と会話した時のことを思い出してこういうツイートをしました。
以前Saoriちゃんと会話してたとき、
「ジャンルによってどうしても規模は変わってくる」って話になったことがある。
クラシックだと(マイクを使わない前提で)、
1回のツアーで30万人の方々に来ていただくためには、2,000人のホールを満席にして150公演するという無理ゲーになる。笑 https://t.co/4X9maf3P3E— 佐野 主聞 , (@Shimon_Sano) 2019年8月26日
以前Saoriちゃんと会話してたとき、
「ジャンルによってどうしても規模は変わってくる」って話になったことがある。
クラシックだと(マイクを使わない前提で)、
1回のツアーで30万人の方々に来ていただくためには、2,000人のホールを満席にして150公演するという無理ゲーになる。笑
マイクを通して沢山の人に聴いてもらうことを目的としたクラシックの演奏会を否定することはしないけど、
マイクを通さない生(ナマ)の音が空間と時間を通して共有されるところにクラシックの魅力がたっくさん詰まっているので、
そもそも規模を大きくすることが難しいジャンルなんですよね。
今日はクラシックに足を運んでもらうための私なりの解決方法をお話しします。
先に答えを言うと
・企画アイディアを練ること
・ネットを使うこと
この2点です。
クラシックの規模は他のジャンルと比較するとどうしても小さくなる
クラシックは基本的にマイクを通しません。
完全なナマの音で奏でます。
その制約(のようなもの)によってクラシックは自由で自然な表現が可能になりますが、その分、音が空間を通して届く範囲が限られることになります。
だからクラシックの演奏会はアリーナとかではやらないことがほとんどなのです。
大規模でやろうとすればできるが…
もちろんマイクを通した音でたくさんの人に聴いてもらう演奏会もあるし、野外コンサートなどもあります。
それは、クラシックの魅力をどこに感じているのか、どこを感じて欲しいのか、ということに関わってきます。
今の技術ではマイクを通した音だと音の細部まで充分には伝えることができません。
なのでマイクなどの音響設備で音を増幅させる場合は、曲そのものの雰囲気を楽しんでもらうとか、そういう感じになります。
逆に、
ナマの音で聴くと、作曲家が魂を込めた音符1つ1つの呼吸や色まで伝えることができます。
音符1つ1つの呼吸。
そこまで感じて演奏することで深い魅力を伝えられるのがクラシックなのです。
ジャンルによっても魅力は違うし、同じジャンルだとしても何を伝えたいかによってクラシックの使い方(という言い方はしたくないけど、)が変わってきます。
どういう風に伝えたいのか、どういう風に感じたいのかによって魅力の定義も変わってきます。
伝え方は人それぞれでいい
私はこのブログを始めた2013年とかはまだまだ私の考え方は尖りすぎていて、
「ビジネスとしてクラシックを使っている人たち」に対して
「音楽を歪めんなよ!!」と本気で怒っていました。
しかし今は、
どんな使い方をしているとしてもクラシックに興味を持ってくれる人がいるならそれで良いし、自分は自分の信じている道を貫いていけばそれで良いという考え方に変わりました。
昨日の記事でも書きましたが、他人に期待するだけ無駄なんですよね。
他人を変えようとして労力を使うのは勿体無い。
だったら自分を成長させて自分の音楽をすることに労力を使った方がいい。
たくさんの人に聴いてもらう方法はあるか
この問題を解決するために問題を分解してみましょう。
クラシックの演奏会に来てもらえない理由を考えると
(こういうときは理由にはならないような馬鹿げたものもあえて書き出してみるのがポイントです。)
・そもそもクラシックを知らない
・演奏会があることを知らない
・演奏者のことを知らない
・クラシックは知っているけど魅力がわからない
・好きだけどコンサートに行くのは抵抗がある
・クラシックが嫌い
etc.
可能性として色々な理由がありますよね!
さらにこれらを1つ1つを分解していくことができます。
例えば、
一番最後の「クラシックが嫌い」を「なぜ嫌いなのか」という質問のフィルターに通すと、
・なんとなく嫌い
・静かにしないといけないのが嫌だ
・同じ場所にずっと座ってないといけないのが嫌だ
・眠くなるだけ
きっとまだ色々と理由はあると思います。
1つ1つ理由を洗い出した後に大まかな理由に統合して(例えば、2つ目と3つ目の理由は統合できそう)、
その「嫌な理由」を無くしてあげるようなコンサートを提供することはできますよね。
例えば、立ち歩いて良いコンサートとか赤ちゃんOKのコンサートとか、
それこそ野外コンサートとか。
コンサートの企画のアイディアで解決できます。
これは解決法の1つ目です。
私が思うもう1つの答え
日本人なら義務教育を受けているので「そもそもクラシックを知らない」ってことはないはずだから(限りなく可能性が薄いので)考えなくても良いとして、
・演奏会があることを知らない
・演奏者のことを知らない
・クラシックは知っているけど魅力がわからない
・好きだけどコンサートに行くのは抵抗がある
ここらへんはちゃんとした情報を提供すれば解決可能だと思いませんか?
これを個人で解決できる簡単な手法が1つありますよね。
そう、ネットです。
ネットはとても有効です。
演奏会に興味を持ってもらうためにも演奏者本人に興味を持ってもらえるように普段からネット上で営業していけば良いし、
クラシックの魅力についても、コンサートに行くのが抵抗がある人にとってもその情報をネットで提供していくことで来てもらえる確率は高まります。
そのためにも一番必要なことって、
演奏者本人が認知されて人気になること
これが一番現実的だと思います。
他力本願で活動するのではなく自力本願で解決する方法として、これが私の選択肢の中ではベストでした。
「そんなこと言ったってお前は今ネットでそういうポジションにいるから言ってるだけじゃん!」
って思う人もいらっしゃるかもしれませんが、
私がやってきたことって
「継続」
ただ1つ、これだけです。
何かを成し遂げるために必要なことって、
『圧倒的継続』
これに尽きるよなと最近特に思う。
目標を細分化して小さなステップをクリアしていくと、いつのまにか大きな目標を達成できるどころか更にその先に行けたりする。
私は今日も継続します!
— 佐野 主聞 , (@Shimon_Sano) 2019年8月26日
私は完全に無名だったし認知もされていませんでした。
でも継続して演奏活動をしながらもネット上で文章や動画を投稿し続けたからこその今がありますし、これからも続けていきます。
認知されるためには認知されるための行動の継続。
それが積み重なって人気になる。
そして、人気が出たらクラシックや演奏会にも興味を持ってもらえるようになって、
興味を持ってくれた人の何分の一かが演奏会に来てくれる。
これが一番現実的だと思います。