こんにちは、しもんです!
昨日はスーパームーン皆既月食でしたね!
写真を撮ろうと屋上に上るもほとんど撮れませんでした。笑
札幌からだと肉眼で楽しむのはちょっと難しくて、「双眼鏡を持っていて良かった」とつくづく思いました😊
ピアノ演奏における光と陰
スーパームーン皆既月食を見ていてふと思ったことがあります。
スーパームーンに限った話ではないのですが、月とか星って夜だから輝いで見えるんですよね。(当たり前体操〜♪)
光があって陰がある。暗いからこそ明るい部分が際立つ。
ピアノの演奏において、光の部分を追及するということは同時に陰の部分を追及することになります。
陰をどう暗くするかで光の見え方が変わるからです。
ただ、光や陰だけを追及するにはまず色が必要となります。
今の時代のピアノ演奏はネットの影響もあって、色を排除してしまったような演奏が多いです。
色がないのに光や陰を表現しようとしても、表現されるものは虚しいだけです。
色の3属性=色相・彩度・明度
色には3つの要素…
・色相(そもそもの色の違い)
・彩度(その色の中での鮮やかさの度合い)
・明度(その色の中での明るさの度合い)
があって、色彩を決定しています。
彩度も明度も、そもそもの色があるから成り立っています。
まずは色相があって、彩度や明度があるのです。
色には、
・色相(そもそもの色の違い)
・彩度(その色の中での鮮やかさの度合い)
・明度(その色の中での明るさの度合い)という3つの要素があるけど、ピアノの演奏においてもまずは「色相」があって初めて音楽表現が可能になる。
彩度や明度だけで表現しても不十分。
音色は本当に”色”なのだ。— 佐野 主聞 / Shimon (@Shimon_Sano) May 27, 2021
ここ数年でピアノ界は盛り上がっていますが、明度ばかりを強調したような演奏が持て囃されていて、そもそもの色相がない演奏が多いんですよね。
具体的に言うと、「強弱の違いばかりを表現していてそもそもの音色がない」というような演奏です。
まずは色がないと何も表現できないはずなのです。それが自然の原理。
でもピアノという楽器は良くも悪くも押せば音が鳴ってしまうので、
その自然の原理にたどり着いている演奏が本当に少ないのが現状です。
自然の原理を無視した演奏というか…
どんな音色で弾きたいのか、どんな音色で弾いたら良いか、それをどう表現するか、
これは無限に続く芸術の道です。
終わることがない。
だからこそ狂おしくも愛おしいのだ。