こんにちは、しもんです!
最近、演奏の機会も増えて(&自分で演奏の機会を作って)ピアニストとしての調子が上がってきているのを感じています。(というより、今まで停滞しすぎていた。)
ということで、この勢いで、
コロナ禍になってからやっていなかった自主リサイタルをするために行動を開始しました!
東京での自主企画リサイタル【ホール選び】
【前提】主催者が違っても演奏者に必要なこと
さて、
『自分以外の人や会社が主催してくれるリサイタル』と『自主企画リサイタル』を比べると、もちろん自主企画リサイタルをする方がやること圧倒的に多いです。(もし自主企画ではない場合、私が今日記事にしている「ホール選び」すらしなくて良い)
しかし、自主であっても自主じゃなくても『チケットを売る』という行為は必要になります。
と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、
有名な人はあえて自分で宣伝しなくても、
・演奏の実力や人としての魅力が世の中に広く知れ渡っている
という、“今まで積み重ねてきたもの”があるのでチケットは売れます。
しかし、そういう積み重ねや実力がまだ世間に広く認められていない人たち(私を含めて)がソロリサイタルをする場合は、だれが主催するとしても演奏者本人が地道にチケットを売る必要があります。
有名な人たちは「チケットが売れる状態になっている」のですが、売れる状態になるまでの積み重ねが、「チケットを売る」という行為に繋がっているのです。
有名な演奏家たちをみて「集客に苦労しなくていいなぁ」と思ってしまうかもしれませんが、彼らはそれまでに積み重ねてきたから売れているのであって、決して楽な道を通ってきたわけではありません。
ホール選び前に考えること
さて、本題です!
“ホール選びをする前” に私が考えることは、
・何人くらい集客できるか
です。まずはこれを知る必要があります。
なぜなら、何人くらい来てくださるかがわかって初めて、
ちょうど良いキャパシティーの会場を探すことができるからです。
500人が入る会場で、集客できたのが50人とかだとかなり寂しい感じになるし、チケット代だけでは赤字になります。
まずは、集客人数を知りましょう!
今まで何回かリサイタルをしているなら、おおよその聴きに来てくださる人数の予想はつくと思います。
あとは、大体の人数を知るためにSNSなどでフォロワーさんに「コンサートに来てくれるかどうか」を聞くのもありです!クラウドファンディングで先にチケットを売ることで人数を知ることも可能です。
SNSでアンケートに答えてくれる人を増やすためにも、コンサートなどに関係なく普段からSNSなどをやって自分の魅力を知ってもらう活動をする必要があるのです。
とにかく、何人くらい来てくれるかの予想や仮定もないうちに動き出すのはとても怖いので、何かしらの手段で『集客できそうな人数』を計算するのをおすすめします。
ちなみに私は地元の札幌と東京以外でも関西方面でのリサイタルも企画することにしたのですが、その理由がSNSで『来てくださる可能性がある人』の人数をアンケートで知ったからです。
関西在住の方にアンケート!
僕がリサイタルすると言ったら来てくれますか!候補は、大阪か神戸!来られそうな人の大体の人数を知りたいです!(なので、選択肢に「行かない」は入れてません)
— しもん🧣 (@sanoshimon) December 7, 2021
計算したら150名くらいは来てくださる可能性があることがわかりました!
アンケートでおおよその人数を知ったことで、(なにも知らないよりは)安心して演奏会を企画することができます。
ホール選びで考えること
大体の人数が分かったら、ちょうど良いキャパシティーのホールやサロンを検索します。
私が会場を選ぶときに考えていることは、
・ホールの響き
・使用料金
・立地条件
私はこの3つの条件以外に『ウェブサイトの見やすさ』も、多少そのホールやサロンを選ぶ指標にしています。(しかし、結局は実際にその会場を使ってみないと良さはわかりません。)
上記の「考えること」の本質にあるのは、
・「自分」と「聴きに来てくださる方々」とのバランス
です。
まずは自分が気持ちよく演奏できる場所を選びます。(これが聴いてくださる方々の満足度にもつながる)
そして、自主企画で使える予算の問題をクリアした上で、
聴きに来てくださる方がその会場まで楽に来られるか、を考える必要があります。
ちなみに、弾いたことのない会場でも気持ちよく演奏できるかどうかは、
ホールのサイトに書いている『残響時間』や『デザイン(とくに天井の高さ)』、実際にYouTubeなどで投稿されている演奏動画を見れば大体わかります。
東京などの大都市で難しいこと
東京で難しいことは、
✔︎ 同じ日に色々な演奏会がありすぎる。
これです。
私は以前リサイタルをしたときに、同じ日の同じ時間帯に友人のリサイタルが3〜4つかぶっていたことがあって集客できなくて本当に悔しい思いをしました。
しかし、これは完全に私の力不足です。
その当時は「他にもたくさんのリサイタルがあって集客が難しいなぁ」なんて泣き言を言ってしましましたが、実力(集客力を含めた実力)があれば、他にどんなコンサートがあったとしてもお客さんは聴きに来てくださるはずなのです。
これを解決するためには、少しずつ自分に興味を持ってくださる人を増やしていく他に解決方法はありません。
リサイタルをするときだけ頑張って集客するのではなく、普段から自分を売り込んでいく必要があると私は思っています。