こんにちは、しもんです!
私はプロのピアニストや活動されているピアノの先生方にレッスンすることもよくあるため、コメントやDMで悩み相談が送られてくることがあります。
そういう立場で過ごしていると、Twitter上でピアノの先生方のいろいろな悩みが自然と目に入ってきます。
今日はその中から
・小さい子をレッスンしているときにピアノを弾いてくれない
という悩みがあったので、自分の経験から答えます。
「レッスンで、小さい子供がピアノを弾いてくれない」
小さい子をレッスンしているピアノの先生の悩みとして、
・生徒がピアノを弾いてくれない
ということがあると思うのですが、ピアノを教えることだけがレッスンじゃないので大丈夫です😌
ピアノを弾かないとしても、まずは子供(生徒さん)との時間を一緒に楽しめばいい。
✔︎ ピアノを弾かない理由は何か(緊張している、他のことに興味があるetc. )
を知る必要はありますが、その子を観察して寄り添うだけで価値のあるレッスンになります。
———————
ちなみに私は、
2歳の子をレッスンしていたときは30分間一緒に絵を描いたり工作して過ごしたこともありました☺️
すごいイヤイヤ期だったその2歳の子も、僕が東京から離れるときの最後のレッスンで、泣きながら抱きついて「ありがとう」と言ってくれた。
一緒に楽しく過ごした時間は子供たちにとって必ずプラスになる。
「ピアノを弾かせるだけがレッスン」というわけではありません。
安心してください😊
ツイートの通りですが、
小さな子供の場合は、
「とにかく自分を見てほしい」
「愛してほしい」
「一緒に楽しい時間を過ごしたい」
という願望を抱いている子が多いです。(もちろん子供はそれを口には出しません)
子供にとっての『レッスンの価値』を考える
子供にとってのレッスンの価値は「ピアノを弾くこと」ではないことが多々あります。
保護者や先生は、子供にピアノを弾いてもらうことが価値だと思ってしまいがちですが、子供からするとそれは本質ではない場合があるのです。
まずは一緒にいる時間を楽しむことが大切。
先生は生徒に、自分の人生や魂の一部をシェアするのが仕事だと私は考えています。
その手段としてピアノがある、というだけの話。
※生徒が「プロを目指している」というような場合は少し話が変わってきますが、「自分の人生や魂の一部を渡す」ということに関しては同じです。
躾を求める保護者とは話し合う必要がある
ここからは完全に個人的な意見ですが、
信頼関係が築かれていない状態で先生が生徒に躾をするのはよくないと私は思っています。
保護者の方からピアノの先生に子供の躾を求めてくる場合がありますが、それは保護者の仕事であってピアノの先生の仕事ではありません。
無条件の愛があって初めて躾は成立するものです。
子供の視点で考えてみればわかることです。
信頼関係もない人からなんやかんや言われても、子供は反発するだけだと思います。
もちろん、礼儀や作法は「形から入って後からその意味を知る」という側面もありますが、個人的には
まずは信頼関係があってこそ!
だと思います!
ですので、保護者が子供の躾を求めたりピアノを弾くことだけを求めてきた場合はちゃんと話し合いましょう。
大人(先生や保護者)にとってのレッスンの価値と、子供にとってのレッスンの価値は違うことがあることを頭に叩き込みましょう😊
人間は誰しも愛されるために生まれてきているので、まず与えるべきは躾よりも愛です。