こんにちは、しもんです!
コロナ禍になったこともあり、この2年くらいでピアノ教室や音楽教室のSNSアカウントがかなり増えた印象があります。
みなさん行動力が素晴らしくて、本当に頑張っていらっしゃるなぁと思う😊
応援しております!
ただ、ピアノ教室のアカウントを運営していくにあたって、
(もしそのアカウントを通して生徒さんを集めたいと思っているなら)気をつけた方が良いポイントがあります!
※たまに、
「私は集客なんてする気はない!」という発言をされている方(ピアノ教室というよりはピアニストに多い)を見かけますが、Twitterのアカウントを作って投稿している時点で”承認欲求(人が誰しも持っている欲求)”を持っている証です。
「知られたい」「認めてほしい」この気持ちを持っていて集客をする気がない…と言うのは矛盾するので、もうすこし自分の内面を観察して素直になったら楽になるのになぁと思っています☺️
そして、
正直なところ、
今は自分のやりたいことをやることで日々が楽しいので、他人にお節介するような記事は書きたくないのですが、ピアノ教室のアカウントを運営している人で“勿体ない使い方”をしていらっしゃる方がたくさんいたのでこの記事を書くことにしました。
集客のためにSNSを運用しているピアノ教室の方へ
集客したい(人に知ってもらいたい)ときにやらない方が良いこと
SNSでやらない方が良いことがあります。
①他の人や教室を、相手への配慮なくディスる
(自分のポリシーがある場合は発言しても良いが、言葉選びには最大限に気をつける)
②集客したいことを前面に押し出す
この2点に限らず、必要となる根本の考え方は、
✔︎ 見る人や読む人の立場になって考える
この視点があるだけで本当に世界が変わります。
他の人や教室を、相手への配慮なくディスる
もちろん、
全ての人に配慮するのは不可能だし、全ての人に受け入れられる意見など世の中に存在しません。
だから、尖った感想や意見を言っても良いと思います。
しかし、それによって得られるものと失うものは予測した上で覚悟を持って発信する必要があります。
これはクラシック界で一番ダントツに炎上経験のある私が言うことなので間違いないです。笑
強い言葉は人の心に刺さります。
良い方向でも悪い方向でも刺さります。
音楽愛が強すぎて、人に対して愛を持てない人が世の中にはたくさんいます。
もう少し大きな視点での愛を持つ感覚が必要だと私は思っています。
そして、大事なことが二つあります。
✔︎ そもそもその意見や感想をあなたが持つに至った大元の情報は正しいか
(ネットに書かれていることに限らず、「これってほんとかな?」と立ち止まって考える必要がある)
✔︎ 間違ってもいい。失敗してもいい。それを素直に認めて成長すればいい。
(世間がそれを「失敗・恥」と言おうと、あなたにとって価値がある行動であるならそれは失敗や恥とは言わない。行動したあなたは立派だ。)
この2つです。
この2つ、実はすこし矛盾することがあることに気づいたでしょうか?
それは何かというと、
あなたが間違ったことによって、あなたはもうすでにその情報を発信してしまっているので、あなたの投稿をみた人が「間違った情報を渡された被害者」になっていて、さらにその被害者の方がその情報を拡散することで「加害者」になりうる。
ということ。
この話が気になる方は是非ともこの本を読んでみてください😊
集客したいことを前面に押し出す
今回伝えたいのはこの部分です。
「集客したい!」と思ったときに、あなたができることは
①読んでいる人にとって有益な投稿をする
(”あなたにとって”だけではなく、読んでいる人にとって有益な情報)
②共感できるようなことや面白いことを投稿する
③教室でどんなことをやっているのか、実態を見せる
(結果だけじゃなく、過程も見せる→過程を見せることで応援してもらえる)
この3つ。
とにかく相手に価値を与えることです。
逆に、やっても害にしかならないことは
①相手をフォローして、フォロー返しされなかったらフォローを外す
②「ピアノ教室やってます!きてね!」みたいな集客の投稿しかしない
この2点です。
これは相手から奪おうとしているだけの行為です。
相手に価値を提供できているかどうか
ビジネスをする上でのサービスや商品は、世間に価値が認められていないと意味がありません。
ビジネス(働くこと)=人に喜ばれるサービスやモノを提供すること
なのです。
全く知られていないピアノ教室のアカウントが、
「ピアノを教えています!こちらのウェブサイトを見てみてね!」って言ってくるのって、相手に価値を与えているよりもむしろ相手の時間を奪っている行為なんですよね。
知らない人からそこらへんの石を渡されて嬉しいか?
例えば、
あなたが道を歩いていて、
全く知らないおじさんにそこらへんで拾ったであろう石を渡されて嬉しいでしょうか?
もし、ものすごく綺麗な石だとしても知らないおじさんに渡されたら「気持ち悪っ!」と思うと思います。
これがもし、
・渡してくるもの→あなたが価値があると思っているもの
・渡す人→あなたが好きな人
だったらどうでしょうか。
よくわからない人だとしても、あなたが「ドラム式洗濯機が欲しい」と思っている時にドラム式洗濯機をプレゼントしてくれる人が現れたら多少は価値を感じるだろうし、
そこらへんに落ちている石だとわかっていても、自分がめっちゃ好きな人に渡されたらその石にありがたみや特別感を感じると思います。
何が言いたいかというと、
あなたがすでに有名でない限り、
いきなり集客しようとしてしまったら、
その情報を受け取る人にとってあなたは『全く知らない、よくわからないものを渡してこようとする人』なのです。
こんなことをやっても集客するどころか人が離れていきますよね。
まずは、
・今フォローしてくれている人
・過去の自分
・友人
を具体的に想像して、その1人の心に届くような価値のある投稿をしてみてください。
最初はほとんど見てもらえません。
しかし、半年…1年…2年と続けていくうちに信用が貯まっていきます。
その信用がさらに信用と人を呼ぶのです。
相手の立場になって考える
この考え方はリアルの世界だけではなくネットの世界では本当に大切です。
今回の記事のように自分の投稿だけではなく、相手に対するコメントなども同じです。
「自分のことを喋りたい」
「自分のことをかまって欲しい」
相手よりも自分のことを多く考えたコメントは相手にバレます。
そして、相手がそれを欲していなかったときは相手は離れていきます。
そういう”圧”があるコメントはシンプルに怖いですからね。
自分にとって価値があると思っていても、それが相手の迷惑になるならやってはいけません。一度相手に迷惑をかけたなら、そこから学ばないといけません。
誰か他の人が「自分のことをかまって欲しい」という気持ちでTwitterのコメントや配信のチャットコメントをしているときには気づくのに、自分で同じことをやっていることには気づけない…これはよくあることです。
間違いや失敗は誰にでもあります。
しかし、そこから学んで自分を変えていく柔軟さはどの世代でも関係なく必要だと私は思っています😌