意見

当たり前のことを言語化する能力は尊い、というお話

こんにちは、しもんです!

先日こういうツイートをしました。

ピアノのことでも世の中のことでも、

『当たり前のことをその人の言葉や体験を通して言語化できる』ってすごい能力なんだよね。

本や文章を読んだ時に
「当たり前じゃんw」で終わってしまう人がいるけど、

『当たり前を言語化してる人』に対して敬意を払ってほしいと思う。

当たり前のことを言語化する能力は尊い

歴史的にみると、思想や哲学、自然界の法則を言語化してきた人たちがいますよね。

彼らは『自分の思想』や『世の中にある法則』を言葉にした人たちです。

それらがとても尊いことはわかると思います。

現代において、
感覚的な部分を言語化されると「当たり前」に感じる人もいると思いますが、
それは言語化された後だからです。

具体的でわかりやすい言葉に置き換えられたことによって
あなたはそれを「当たり前」と感じることができるのです。

もし、あなたが誰かの文章を読んで「当たり前」と感じるのならその言語化は素晴らしかったということです。

自分で言語化をしたことがあるのなら言語化がどれだけ大変なことかわかるし、
言語化した人に対して敬意を感じるはず。
(その言語化が間違っている場合は話は別です。)

なぜこの記事を書いたか

一昨日の記事でとある本の書評を書いたのですが、

成功する音楽家の新習慣【ピアニストによる書評】こんにちは、しもんです! 音楽家として、演奏家として悩んでいる方はいらっしゃいませんか? 今日はそんな方に朗報です。 素晴...

「他の人はこの本を読んでどう感じているのかな」と思って調べてみたら、

「当たり前のことしか書いてなかった」というレビューを見つけたんですね。

この本は当たり前のことを全て言語化してしかも網羅的にまとめてあるのがすごいのです。

論文でも、メタ分析(1つの研究結果だけではなく様々な研究結果をみて、より高次な視点から分析すること)の論文の価値は高いですよね。

複数のことを「まとめる」というのは、とても大変な作業でしかも価値のあることです。

私は、言語化する価値をちゃんと認められる人間でありたい。