こんにちは、しもんです!
角野くんがサントリーホールでのリサイタル&配信コンサートをやり遂げましたね!
本当にすごい。
さて、今日はプロのピアニスト&配信者である私から見た彼のすごさを一つ紹介します。
(すごいところを全部言ってたら記事が書き終わらない。笑)
かてぃん君(角野隼斗)のすごさ
彼が実力と影響力と人格を兼ね備えたピアニストであることは間違いないですよね。
(彼の”クラシックピアニスト”としての成長はまだまだこれから来ます。ですので、クラシック界だけで生きているピアニストの方も「彼はまだまだだ!」とか言わずにとりあえず読んでください。)
今日は「実力×影響力×人格」が掛け合わさったことによって、結果的に何が起こっているかを知ってほしいのです。
実力×影響力×人格(人柄のよさ)が掛け合わさって今起こっていること
今何が起こっているかというと、
クラシックの曲だとしても、彼が弾いた曲を視聴者のみんなが好きになっている
これってすごいことなんですよね。
上の3つが掛け合わさっていることで彼は世の中にクラシックを含めた音楽を浸透させていける状態になっています。
実力があるだけでは聴いてもらえません。
実力と影響力だけでは聴いてもらえても世の中に浸透しません。
実力と影響力と人柄が良いおかげで、クラシックを知らない人も演奏している彼本人を好きになるので、曲を知ろうとするし良いところを探そうとするんです。
そして彼は実力があるので、視聴者さんは彼の演奏に良いところを見つけられるんですよね。
これは悪いことではなく当たり前の話ですが、
視聴者さんのほとんどはクラシックを知りません。
どこが素晴らしいのか音楽的・科学的に説明できる人はほとんどいないと思います。
「演奏者のことが好きだから演奏もよく聞こえる」という人がほとんどだと思う。
(これは悪いことではありません。単なる事実です。)
でも、
「実力と影響力と人柄を兼ね備えていることが認められている角野くんだから大丈夫だ」という安心感の中で感動を享受できて、それをコメントやチャットなどで言えるんですよね。
これが本当にすごい。
確実にクラシック音楽が世の中に浸透していってる。
(「浸透」という言葉が自分の中ではちょっとだけ違和感があるので、もっと良い言葉が思いついたら修正します)
今は実力が足りなくても影響力や人柄が広く認められていることで「演奏が素晴らしい」と言われてしまう世の中です。
これは嫌なことだけど、その事実は認めないといけない。
その中で活動していくとはどういうことか、クラシックの演奏家の人たちは考えてほしい。
ネットで活躍しているピアニスト(演奏家)たちをバカにしたり、無視して考えないようにしてる場合じゃないんだよ。