今まで紅葉を観たり写真を撮ったりするときは、割と全体を観てその美しさを感じていました。
一枚の中にある美しさまで注目してなかった。
だけど、この前ジョギングがてら農試公園(札幌の北区民と西区民の中では有名な公園。笑)に行った時、
紅葉の細部の色を観察してみようと突如思いたち、
観察してみたら本当に色のグラデーションが面白かった。
それがこちら。
4枚は落ち葉、1枚はあまりにも綺麗で枝からもぎっちゃいました。
もぎったのがこちら。
これだけでは全てがわからないんだけど、
一つ感じたことがあります。
自分はグラデーションはもっと均一に変わっていると勘違いしていた。
自分の感覚で
「黄色」「橙色」と感じる部分の間のグラデーションは、
実はそんなに幅が広くなく、割と狭い幅で変わってる。
そして、
自分はピアノを人の声のように扱う & 歌わせるために
例えば「ド」と「レ」の間のグラデーションをほぼ無限に感じて表現することができるけど、
あまりにもグラデーションの幅の広さにこだわるのは逆に不自然だな…
と思った。
ただ、歌では無限にグラデーションが表現できるわけだし、葉っぱによってはもっと幅広いグラデーションもあるから、
楽器を歌わせる時のグラデーションのバランスも人それぞれでいいと思う。
自分としては
ピアノを歌わせる時に、もう少しグラデーションの幅を狭くして表現していこうかな、と思いました。
幅を狭くするのは簡単だけど、
まずは音と音の間のグラデーションを感じられることが必須。
そのためには耳を使って
一つの音が次の音に行く瞬間の交わりを聴く。
私は、耳を使おうとすると身体が固くなる癖がまだあるので、その時は身体を柔らかく保つことを意識しています。