こんにちは、しもんです!
演奏に対してミスタッチだけを指摘してくる人っていますよね。
それ自体が悪いわけではないのですが、今日はその人たちに足りないことをお伝えします。
※今日の記事はあえて言葉を選びません。
厳しい言葉で書いてしまっています。ごめんなさい。
ミスタッチを指摘する人に足りないこと
まず、ミスタッチが気になるというのには理由があります。
① 演奏者が音楽的にその曲を理解・体現できていない(音楽が表現されていればミスタッチは気にならない)
② 聴衆に音楽的素養が足りない。(音楽的に表現されている演奏でもミスタッチが気になってしまう)
この2つです。
演奏家は曲を音楽的に表現する必要がありますが、今日は②の聴衆側の音楽的素養について話します。
音楽的素養がちゃんとある人はミスタッチが気にならない
音楽的素養がある人は、演奏者がミスタッチをしていても音楽的な演奏をしていればミスタッチが気になることはありません。
なぜなら、その曲をちゃんと『音楽的に』知っているため、ミスタッチした音を脳が勝手に補完して聴くことができるからです。
音楽的な演奏をしているにも関わらず、ミスタッチを指摘してしまう人はシンプルに音楽的な素養が足りないのです。
知識も経験も足りなくて、脳がシンプルな情報でしか判断ができない状態になっているのです。
知識と経験をちゃんと持っていれば、ミスタッチがあっても何も気になりません。(もちろん、音楽的な演奏であれば、の話。)
脳は自分が知っている曲であれば音を予測できますよね。
さらに、脳は統計学習をしているので知らない曲でも音を予測する機能を持っています。
その予測が外れた時の”揺らぎ”によって違和感や驚きや感動を感じるシステムになっています。
(ミスタッチについて書かれているわけではありませんが、脳の機能について知りたい方はこちらの本を読んでみてください)
演奏が音楽的だった場合は、聴衆は “音楽の文脈の中” にいます。
そのため、演奏者が単語の一文字や単語そのものを噛んでしまったとしても文脈で音楽を判断できるため音楽を楽しめるのです。
でも、ミスタッチを指摘することしかできない人は文字や単語でしか音楽を判断できないため(文脈で判断できないため)、ミスタッチを指摘して喜んでしまいます。
ミスタッチを指摘することでしか音楽を語れない人は、自分が能力不足であることを自覚して勉強してください。
歪んだ心と足りない知識と経験によって音楽をバカにするのではなく、もっと上の土俵に登ってきてください。
すみません上から目線で。
でも、ミスタッチでしか音楽を語れない人よりは明らかに上にいます。
友人が音楽的な演奏をしているのにミスタッチを指摘されていて、ちょっと腹が立ったので記事にさせていただきました。
ミスタッチしか指摘できない人はマジで自分のレベルの低さを自覚してほしい。