コンサート

コンサートホールで演奏を聴く時のマナー

この記事はコンサートホールでクラシックを聴く時の最低限のマナーについて書きます。
クラシックは好きだけど、わざわざホールに聴きに行くのはマナーを守るのに疲れてしまうから気が引けるって人いらっしゃいますよね。

クラシック音楽だから、という訳ではなく、

人間として、公共の場にいる時に「できるだけ他人の迷惑にならないようにする」というマナーを守っていれば、何も問題はないと思います。
・咳やクシャミの時にハンカチ等を口に当てる
・落としてしまう可能性が少しでもあるのなら、チラシは手に持ったり膝に置いたりせず、カバンに入れる。
 
・一度落としてしまったチラシは拾わない(更なる音を立てて他人の迷惑になる)
 
・飴を食べないと咳が止まらない可能性があるなら、演奏が始まる前に食べておく。(飴の袋を開ける音がうるさくて他人の迷惑になる)
 
・鈴は持ってこない。どうしても荷物につける必要性があるとしても演奏会前には取っておく。(認知症の方が荷物などにつける鈴は、同伴の方がいらっしゃるのならその人が取っておく。)
 
など。

ちなみに、
コンサート用に、音の出ない飴の包み紙を開発したらすごい売れると思うのだけど、どうだろう(笑)


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11月はかなりの数コンサートに行っているのですが、
今月だけでもマナーの限度を超えて面白いお客さんがいました。
 
 
音楽を聴く時に自然に身体が動くってのは本当に素晴らしいことなんだけど、
同列に座ってた自分が、一瞬「地震か?!」と思って身構えてしまうほど身体でリズムを刻んでるおじちゃん。
二人組のおばちゃん、かなり静かに演奏してる時に一人のおばちゃんのお腹が鳴る。それは仕方ない。
みんな鳴るもん。
 
しかし5,6回鳴った時、
「お腹鳴っちゃうわぁ〜」ともう一方のおばちゃんに笑いながら話しかけ、
自分のカバンについてる鈴を鳴らして、自分のお腹の音を消そうとするおばちゃんww
 
 
いや、それは私の勝手な想像で、
きっとカバンから飴かガムを出そうと思ったのだろうけど、
その音の方が数倍うるさいってことに気づかないんだなぁ。
 
 
コンサートホールでクラシックを聴くってことは、
確かに疲れることかもしれない。
 
でも、「気遣い」という点では公共の場と同じだと思う。
 
 
マイクなどの機械を通さない、生の音で奏でるクラシックの音楽って、
そこに存在してるだけで完璧に美しくて、
聴衆全員がそれに集中した時に、

物凄い感動が生まれると私は信じています。

野外コンサートや病院などの施設でのコンサートはまた別ね!
そういうコンサートは本当に自由だと思います!

以上、聴き手として気になることを書いてみました!


弾き手としては、
「何も気にしないでとにかく聴きに来てください」と言うと思う。

弾き手はどんな状況でも良い音楽を届ける使命があるから。

ただし、集中して聴いている他のお客様の迷惑にはならないでほしいと願う。

 

追記

上の文章には書いてませんが、
携帯電話をサイレントモードにする or 電源を切るのはもちろんですが、
音が鳴らないだけでは不十分で、携帯の画面の光もかなり迷惑になりうるので、演奏会中は携帯電話見ないでください。笑

わざわざお金払って音楽聴きに来てるのだから、音楽に集中した方が何倍も良い体験できます!

あと音が鳴るカメラでずーっと撮影するのは本当にやめてください。
香水のつけすぎも近くにいると辛いです。