こんにちは、しもんです!
私は2年前に、5万円〜100万円の電子ピアノ(デジタルピアノ)を試弾したことがあります。
その時感じたことは、
というものでした。
今はもちろん価格が変わっている可能性がありますが、そこまで変わらないと思います。
ちなみに20万円以上のカワイのピアノに限定した記事はこちらに書いています。
電子ピアノは生のピアノとは全く違う楽器
私は今回YouTubeの配信用に電子ピアノを買いました。
CASIOのPrivia PX-S1000という機種で本体の値段は55,000円(税抜き価格)です。
これを配信でも使ったし慣れるために練習でも使ってみました。
その感想は、
電子ピアノを1時間半くらい弾いてみたのですが、
生のピアノとは全く違うものであることを改めて感じました。
電子ピアノを弾くとめっちゃ疲れる。笑これはシンプルに慣れの問題もあると思いますが、個人的には生のピアノで耳と体を使って響かせることができる人は電子ピアノが弾きにくいと思う。
— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) October 8, 2020
電子ピアノを1時間半くらい弾いてみたのですが、
生のピアノとは全く違うものであることを改めて感じました。
電子ピアノを弾くとめっちゃ疲れる。笑
これはシンプルに慣れの問題もあると思いますが、個人的には生のピアノで耳と体を使って響かせることができる人は電子ピアノが弾きにくいと思う。
ガチで疲れるんです。
こんなに無駄な力を使って弾かないといけないのか!と思いました。
グランドピアノをクラシックのタッチで弾く場合、
「鍵盤を押す」というタッチではなく「掴む」「すくいあげる」って感じのタッチになります。(タッチについては過去に何度も触れているので今日は書きません)
しかし、電子ピアノだとこの「つかむ」「すくいあげる」というタッチでは音が鳴らなかったり、グランドピアノでは出せるはずの音色が出せなかったりするのです!
電子ピアノだけで練習している人がグランドピアノを鳴らせない理由がわかりました。
そして、2年前に短時間の試弾をしただけではここまでの疲労を感じなかったのですが、長時間弾いてみたら疲労の蓄積は予想を軽く超えるものでした。
グランドピアノをちゃんと弾ける人ほど、この疲労はひどくなると思います。
逆に電子ピアノを弾ける人ほど、グランドピアノをちゃんと弾くことは難しいです。
もちろん電子ピアノのメリットもある
クラシックを演奏する上ではグランドピアノが一番ではあるんだけど、電子ピアノを買ってみて感じたのは『いろんな楽器の音で遊ぶ楽しさ』です😊
シンプルに面白い。
小2くらいの時に家のキーボードでパイプオルガンとかハープシコードの音を聴いてグランドピアノで真似して弾いてたのを思い出した。
— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) October 11, 2020
クラシックを演奏する上ではグランドピアノが一番ではあるんだけど、電子ピアノを買ってみて感じたのは『いろんな楽器の音で遊ぶ楽しさ』です目が笑っている笑顔
シンプルに面白い。
小2くらいの時に家のキーボードでパイプオルガンとかハープシコードの音を聴いてグランドピアノで真似して弾いてたのを思い出した。
電子ピアノってたくさんの楽器の音を出せるので面白いんですよね。
ツイートの通り、私は小さい頃は電子ピアノ(キーボード)の音を聴いてその音色を真似してグランドピアノを弾いていました。
騒音の問題をクリアできるだけではなく、音色がたくさんあるというのは楽しめるポイントだと思いました。
MIDI機能があれば音源ソフトを買って新しい音を入れることもできます!
電子ピアノしか弾けない環境の人の打開策
基本的にクラシックをやっていきたいのであれば、なんとかしてアップライトピアノ以上の環境を整えて欲しいのですが、電子ピアノだとしても週一でグランドピアノをレンタルできる場所に練習しにいくだけでも効果があります。
(これは実証済みです。一度、ちゃんとしたピアニストにレッスンを受けてグランドピアノの響かせ方を学んだ人であれば週一のグランドピアノでも効果があります)
グランドピアノを弾く、というのは電子ピアノを弾くこととは全く違うことです。
言い過ぎだと言われるかもしれませんが、「生ピアノと電子ピアノは真逆である」と言ってもある意味おかしくないと思っています。
もちろん30万円くらいの電子ピアノを買えばその”ズレ”は少なくなっていきますが、どう頑張っても電子ピアノは生のピアノには勝てません。
クラシック以外のジャンルをやっていくなら電子ピアノでもグランドピアノ(アップライトピアノ)でも良いと思います。しかし、クラシックをやっていくならどうか少しでもグランドピアノを触ってその感覚を掴んでほしいと願っています。