意見

芸術に携わりながら他の仕事をすることは【負け】ではない

こんにちは、しもんです!

今朝こんな投稿が流れてきたのでこのブログでも取り上げます。

美大生よ。この歳になって分かったことがある。
アートは金にならない。でも、アートを辞めなくても生きていける。
仕事しながらでも絵は描ける。バイトしながら作家活動出来る。
アーティストも健康で文化的な生活送れる。
美大生、アート辞めるな。
夢を諦めんな。
いくつになっても絵描いて生きていこ。

これに対して私の引用リツイートがこちら。

ほんとこれな!

音楽でも同じだし、

特にピアノ科って
「ピアノ以外の仕事したら負け」みたいに思ってる人が多い気がする。

できる限り単価の高い仕事やストック型の労働をしないと練習時間が取れないのでその点は考えるべきだけど、

音楽を辞める必要はない。

あなたを必要としてる人はいる。  

芸術に携わりながら他の仕事をすることは【負け】ではない

副業をやりながら音楽や美術に携わる。
もしくは、芸術とは別の仕事でメインに稼ぎつつ、芸術の仕事もする。

これって素晴らしいですよね。

「バイトするだけじゃジリ貧になる」とかそういう反論はわかるし実際にそうなので気持ちはわかるけど、
それについては後で書きます。

今は完全に他の仕事でメインに稼ぎながらお金の余裕を得てから音楽に戻ってくる、とか。

起業や投資をして時間もお金も手に入れてからピアノに打ち込む、とか、

新しい道がいくらでもあります。

私がやっているブログやYouTubeも新しい稼ぎ方です。
(クラシックでブログとYouTubeで稼いでいる人はまだほとんどいません。)

特にピアニストは他の仕事をする人を見下す傾向が強い

私はピアニストなのでピアニスト視点で体験を書きますが、

演奏だけでたくさん稼いでいる人とかピアノだけで生計を立てている人の中には、
ピアノ以外の仕事をしている人を見下す人が多い印象があります。

ピアノ以外の仕事をしているピアニストは負け組(死語)だと思っているような感じです。

これは実際に私がその場に居合わせたのですが、
あるピアニストが、他の稼いでないピアニストを馬鹿にしたり、
ピアノではない他の道に行った人を見下したり…

とても残念ですよね。

私は大学生の頃から派遣でティッシュ配りやチラシ配りのバイトをしながらピアニストとして活動していたし、
大学院を卒業した後もラウンドワンでバイトしてました。

イスラエルから帰ってきてからもカフェでバイトしてました。
(これは最初はお金を稼ぐことが目的でしたが、それよりも珈琲店を将来経営したいのでホールの回し方とかカフェ関係の人との繋がりを得るために働いた。)

生きるために仕事は必要だし、でもその中で音楽活動をしていくことは可能です!

私が実際にそうやって生きてきたからです。

ラウンドワンでは結構社員さんがシフトを組むのを間違うことがあって10連勤することとかありましたが、
基本的に7時間〜9時間拘束のバイトを週4〜6で入りながらレッスンを4箇所でやって、
その合間に室内楽の仕事もやってソロリサイタルを半年に一度やっていました。

不可能ではないです。
(体調をずっと崩しがちだったのであまりオススメはしない)
東京だったから大変だったけど、環境を変えれば固定費を安く抑えて生きていける。

【バイトはジリ貧になる】その解決策

さて、ここから少し深掘りしていきます。

副業でバイトをしても時間の切り売りで組織のために働くことになるため、
どんなに頑張っても自分の価値は上がっていきません。
組織の価値が上がるだけです。

芸術家だったらなんとかして自分個人を売り出せる仕事をした方が良いです。

例えばライティングとか動画編集とかプログラミングとか、雇われて組織で働くとしてもその知識や技術が残って自分のためにも使えるような職業につくと人生にとってプラスになります。

そして、フロー型の労働もやりつつストック型の労働をしていくことをオススメします。

フロー型というのはすぐに現金に替えられる労働で、
ストック型というのは時間をかけてお金にしていく労働です。

私がやっているブログやYouTubeというのはまさにストック型の労働です。

先月はブログとYouTube合わせて4万円弱稼ぎました。

さらに、ブログやYouTube経由でレッスンの問い合わせがあり、その金額は5万円くらいです。

札幌で固定費を下げて無駄な出費をしなければネットで稼いだお金だけで生きていけます。

バイトをやって生きていくことは可能ですが、
芸術家の場合は自分の専門性を生かしてネットでも発信していくことでちゃんと食えるようになります。

自分の好きなことがそのまま仕事になるって最高じゃないですか?

今は副業だとしても自分の専門性を活かすことができる時代です。

例えば絵描きさんならYouTubeに描いてるところを投稿するだけでも価値があります。

ピアニストなら練習をYouTubeに公開するだけで価値があります。

働き方を自分で狭めてしまわずに利用できるものはどんどん利用していきましょう!

まとめ:働き方は無限にある

私はネットでレバレッジを効かせて時間を拡張しています。

YouTube動画やブログ記事を出してしまえばそれがずっと残るので、
自分が働かなくてもブログとYouTubeが代わりに働いてくれてる感じです。

例えば、昨日のYouTube生放送のデータがこちら。

画像だけ抜き出すと、

合計総再生時間22時間。

これってすごくないですか?
しかも、生放送だけでこの数字です。
これがアーカイブとして残るのでさらに再生時間は増えていきます。

私が使った時間は1時間弱にも関わらず、22時間分も観られているんです。

まさに時間の拡張。

こういう働き方ができると人生における時間の余裕が出てくるので、
人生が楽になっていきます。

時間の切り売りではなく、使った時間が拡張されていくような働き方(ストック型の労働)もやっていくことをオススメします。