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長時間のコンテンツでも価値を感じてもらうためにはどうすれば良いか

こんにちは、しもんです!

先日ピアニスト仲間の角野くんがこういう投稿をしていました。


>>記事はこちら

今日は短いコンテンツや気軽なコンテンツが好んで消費される現代において、
クラシック業界にいる演奏家たちはどうしたら良いかについて書きます。

先に結論

もちろん内容を濃くする努力は必要

個人の魅力や価値を感じてもらえるような活動をする

そもそもの音楽教育を変える

長時間のコンテンツでも価値を感じてもらうためにはどうすれば良いか

前提として、

時間の過ごし方に充実感を得るためには

シングルタスクでやること

これが重要です。

他のことをしながら映画を見たりブログを書いたりピアノを練習したりすると、
充実感は少なくなるし集中もできません。

長時間だとしても、それをやると決めたなら最後までそれだけをやった方が人生の時間感覚は遥かに充実します。

スマホを見ながらピアノの練習すると本当に集中できなくて勿体ないので気をつけてね!

コンテンツを提供する側はどうしたら良いか

映画館での話に戻りますが、

映画を見ている時にスマホをいじってしまうのは

周りへの配慮が足りない(スマホの光を暗くしても視覚的に邪魔になっていることをわかっていない)

内容がつまらないので合理的に時間を過ごしたい(スマホをいじるなら外に出てやれば良いけど、友達と一緒に来ているので映画館という場所には居たい)

という理由があると思います。

この2つは、ハッキリ言って自分勝手で他人のことを考えていない行動ですが、
映画がつまらなかった場合、上映中にスマホをいじりたくなる気持ちはわかります。

 

クラシックの演奏会でもただ座って聴いてるのが辛いというのがあると思う。
では、どうしたら良いか。

クラシック業界に置きかえると、

今はTikTokの15秒の動画が爆発的に消費されてる時代だから、
長時間のものに価値を感じてもらうためには、
(内容を良くしていくのは当然として)

✔︎個人の魅力や価値を感じてもらえるような活動をする

✔︎そもそもの音楽教育を変える

この2点だと思う。

内容を濃くする努力は必要

クラシックはとにかく音や音楽そのもので表現していく芸術です。
オペラや現代音楽などを除いて、基本的には音以外の視覚的な要素が入ってくると音楽自体が歪んでしまいます。

そのため、音でどれだけ深く音楽(リズムとメロディーとハーモニー)を表せるか。

ここに演奏家は命をかけます。

この努力はし続けないといけません。

個人の魅力や価値を感じてもらえるような活動をする

これはリアルの演奏会活動はもちろんのこと、
ネットを使った活動がそれに当たります。

TwitterやYouTube、InstagramやTikTokなどのSNSをうまく活用していくことで発信力と影響力が得られるようになるので、

演奏会に興味を持ってくれる人が増えます。

自分個人をちゃんと売り出していくことが絶対的に必要です。

そもそもの音楽教育を変える

これはネットが発達していなかった昔の時代では個人で達成するのは不可能でした。
国を動かさないといけないからです。

しかし、今の時代は個人で影響力と発信力を得られる時代になったので
不特定多数の人たちに自分の知識をシェアすることが可能になりました!

クラシックが他のジャンル(例えばポップス)に比べてファンの人口が少ない理由として、

そもそも大人数に向けて公演ができない(2万人動員のコンサートとかはクラシックには無理)

クラシックの魅力をちゃんと伝えられる人が少ない

この2つが考えらえると思っています。

大人数に向けたコンサートは野外コンサートなどがありますが、
まだまだ少ないです。
そして、一人の演奏家がコンサートツアーをしたとしても1万人動員くらいが限度だと思います。(ピアニストだと反田恭平くんくらいしか達成できない気がします。)

1万人動員できる演奏家を増やしていくためにも、個人個人が影響力を身につけていくことが必須になる。

そのためにネットを使いましょう!

クラシックの魅力を伝えられる人って本当にまだまだ少ないんですよね。
魅力を伝えられる人たちがちゃんと伝えていく努力をすれば、どんどんクラシック業界も変わっていくし人口が増えていくと私は信じています。