こんにちは、しもんです!
先ほどこういうツイートをしました。
そもそも聴く量が圧倒的に足りていないから、自分の今のレベルもわからないし良いものを真似しようとすら思わない。
1人の演奏家ではなく何百人と良い演奏を聴いていくと、「こうやって演奏したい!」という思いが強くなるし、それに向かって行動するきっかけにもなる。
— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) September 25, 2020
もし、本気の本気でピアノがうまくなりたいと思うなら、
✔︎とにかく超一流の演奏家たちの演奏を聴く
これがまず大切です。
自分が好きな演奏だけを聴くのではなく、トップの人たちの演奏をとにかく聴きまくってください。ピアノがなかなかうまくならない人って圧倒的に聴く量が足りていません。
そもそも聴く量が圧倒的に足りていないから、自分の今のレベルもわからないし良いものを真似しようとすら思わない。
1人の演奏家ではなく何百人と良い演奏を聴いていくと、「こうやって演奏したい!」という思いが強くなるし、それに向かって行動するきっかけにもなる。
これ本当に大切なことなので解説します。
できない人はそもそも量が足りていない、という話
とにかく量が必要だって話はピアノに限ったことではありません。
全てのことに言えます。
ゲームだってただプレイしているだけではうまくなるのは遅いですよね。
うまい人のプレイを見ることで新しい知識や方法が自分の中に入ってきてそれを真似ていくことでさらにうまくなっていけます。
プレイ時間も大切ですが、それと同じくらいにうまい人のプレイを見る時間も大切なのです。
ちなみに私は生まれた時から1日平均2時間くらいは人の演奏を聴いてきています。小さな時はカセットテープでずっとクラシックを聴いてた(シューベルトの歌曲とか)。
人の演奏を聴くことの積み重ねが今の自分を作っています。演奏の内容なんてわからなくてもよくて、とにかく聴く量(時間)が必要。
— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) September 25, 2020
ちなみに私は生まれた時から1日平均2時間くらいは人の演奏を聴いてきています。小さな時はカセットテープでずっとクラシックを聴いてた(シューベルトの歌曲とか)。
人の演奏を聴くことの積み重ねが今の自分を作っています。演奏の内容なんてわからなくてもよくて、とにかく聴く量(時間)が必要。
音楽に関しては聴かない日ってないと思います。
例えば私がカプースチンに出会った15年前は、同じ曲を無限にループして1日8時間くらい余裕で聞いてました。
(これは流石に頭がおかしいとは思っている。笑)
とにかく良いものを自分の中に入れたいのです。
そこから自分が特に好きなものを何年もずっと聴いたり観たりするんですよね。
お笑いで言うと、私はバカリズムさんやラーメンズさんのコントを無限ループするし、
アニメでも幽遊白書とか無限に観ちゃう。
でもそこに至るまで、色々なものを観ては自分の好みで取捨選択して自分の中に残してきているんです。
上級者と初級者では観てきた(聴いてきた)量が圧倒的に違います。
アマチュアの人は演奏を聴いているようで全然聴いていない
まず大前提として、あなたが本気でピアノがうまくなりたいとして、もし人気のYouTuberの演奏しか聴いていないとしたらマジで考えを改めた方がいいです。
超一流の演奏を聴きましょう。
ピアニストだったら、
ミケランジェリとかホロヴィッツとかバレンボイムとかアルゲリッチとかソコロフとかプレトニョフとかトリフォノフとかネルセシアンとかヨッフェとかラローチャとかプレスラーとかギレリスとかソフロニツキーとかバックハウスとかシフとかアラウとかルドルフ・ゼルキンとかポヴォツカとか…無限に出てきます。
マジで無限に素晴らしい演奏家がいます。書き切れません。
うまくなりたいなら、そこらへんの人気YouTuberの演奏を聴いて満足してる場合じゃないですよ。(私もYouTuberだからこそ言える。)
クラシックピアノが本気の本気でうまくなりたい人で、私が上に書いたピアニストたちの演奏をすぐ思い浮かべられないなら圧倒的に聴く量が足りていません。
私は好きな演奏があったらループして無限に聴きます。
そして自分の中にインプットしながらそれを真似してアウトプットするのです。
真似するだけでは足りないが、それを補うのが先生の役目
「影響を受けすぎるからCDとか聴かないで」と先生に言われた、というコメントをいただいたのですが、
影響されるのは良いことです!真似する才能がある証拠です。ただ、真似するだけでは説得力に欠ける演奏になります。
・音楽的に楽譜を読む能力(なぜそう表現するのか言語化して説明する能力)
が必要で、それはある程度先生が教えるべきところです。
本物の音楽家であるなら言葉でも説明できます。 https://t.co/MJbLttshMp— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) September 25, 2020
影響されるのは良いことです!真似する才能がある証拠です。ただ、真似するだけでは説得力に欠ける演奏になります。
・音楽的に楽譜を読む能力(なぜそう表現するのか言語化して説明する能力)
が必要で、それはある程度先生が教えるべきところです。
本物の音楽家であるなら言葉でも説明できます。
生徒が真似したものを楽譜から読み解いて論理的に教えるのが先生の役目です。
生徒に「CD聴かないで」って言うのは、「私は音楽わからないんだから余計なことしないで」と言っているようなものです。
そういう先生はマジで勉強してほしい。
先生の勉強不足で生徒の才能を殺さないでほしい。
とにかく聴こう!
プロとアマチュアでは音楽を聴いている量に圧倒的な差があります。
聴くだけ聴いて批評家になるのはダメですが、
それを自分の演奏に生かしていくならあなたは批評家ではなく音楽家です。
聴いていると絶対に「こう弾きたい」と思える瞬間がきます。
それもたくさん出会います。そういう瞬間に。
「そう弾きたい!」と思う気持ちを持って行動していくのです。
そうすれば確実にうまくなります。