ピアノ練習法

部分練習の重要性とその使い方【通し練習ばかりしてませんか?】

こんにちは、しもんです!

昨日、Twitterでこういうツイートをしました。

アマチュアの方って『通し練習』をしがちなんですが、

『部分練習』を積み重ねて拡大していく方が圧倒的に早く譜読みできます。

無闇に通し練習をしてしまうピアニストの多くは音楽的に楽譜を読めていないことが多いので、リズムとメロディーとハーモニーを感じられるくらいゆっくり部分練習しよう!

通し練習ばかりしてしまうピアニストは読んでみてください。

ここでいう「ピアニスト」という言葉の定義は「ピアノを弾く人」です。
「ピアノを弾くことを職業にしている人」だけではなく、子供やアマチュアプロ関係なく、「ピアノを弾く人全員」です。

ちなみに、文章ではかなりわかりづらい可能性が高いので今度動画で説明します。

部分練習のやり方

先に朗報を伝えておくと、

通し練習も必要です。

通し練習や音源を聴くなどして音楽の流れの全体像を掴んでおいた上で部分練習をすることができれば、練習の質があがります。

さて、ここに8小節の曲(1つのフレーズが4小節の曲)があると仮定します。

この場合、4小節ずつ部分練習をすると思いますが、

「4+4小節」をやってすぐ8小節弾けるようになるわけではなく、

最初の4小節の後ろの2小節と、次の4小節の前の2小節を弾く部分練習をしてみたり、
(5〜8小節の部分練習)

右手のスラー1つ分だけ練習してみたり、左手と右手のハーモニーのバランスを味わってみたり、

部分練習って無限にできるんですよね。

通し練習ばかりしてしまう人は、

「いつも同じところ間違っているなぁ」とわかっていても無視していたり、
間違っていることにすら気づかず練習を続けてしまうことが多々あります。

そうすると、弾けない癖がついたまま体に定着してしまうので直すのが本当に大変になります。

だから部分練習で予防&早期治療をしましょう!笑

弾けないところを部分練習したら、
そこから前後の小節も足していくことによって音楽の流れの中で弾けるようになります。

そして、リズム・メロディー・ハーモニー(音楽の3大要素)をあなたができる限り感じて練習しましょう!

いつもブログやYouTubeでも言っているように、

リズムは音の長さ、メロディーは音の高さ、ハーモニーは音の色や濃淡を表します。
(この3つを合わせてエネルギーやテンションを作っていく)

そして、リズム、メロディー、ハーモニーを感じて実際に自分が歌った時のようにピアノを弾く。頭で音楽を鳴らした時のようにピアノを弾く。

これが練習の基本です。

※エネルギーとテンションの違いも簡単に説明すると、

テンションはエネルギーのうちの1つなんですが「tension=緊張、張力」という意味があって、基本的にはハーモニーを感じる時に使われます。

リズムを感じる時でもたった1音を感じる時なら「テンション」という言い方をしても良いのですが、基本的にリズムとメロディーはセットなので「エネルギー」という言い方をした方が個人的にしっくりきます。

覚えられない人の特徴

「何度弾いても間違ってしまう」って人がいると思います。

その場合、

・タスクが多い
・休憩してない

この2つの理由が挙げられるかな、と思います。

タスクが多くて脳が情報処理しきれていない

タスクのレベルを下げて練習しましょう!

✔︎両手ではなく、片手や声部ごとに練習→片手(1つの声部)を弾きながら、もう片方の手(他の声部)を頭で鳴らしながら練習→それから両手

✔︎テンポも脳が情報処理できるスピードを超えていると追いつかないので、頭で考えてから体が動くくらいのゆっくりのテンポで練習

休憩する

こちらの動画にもあるのですが、
記憶を定着させるためには15分目を瞑ってボーッとするのが良いです。

個人的には5分でも効果があったのですが、
「何もしない」をする時間を作ることによって記憶が定着します。

練習したことが脳に定着します。

ピアノの練習中にこの時間を作ってもいいし、一日の練習が終わったあとは他に何もせずにボーッとしましょう。

まとめ

前半部分が文章で伝えるにはかなり難しくなってしまってすみません!笑

動画で説明したら一瞬だしわかりやすいはずなので、近日中にYouTubeライブで説明します!

今日のまとめ

・部分練習はただ弾けば良いのではなく、問題意識を持って練習してその部分から周りの部分を足して練習して拡大していく
・タスクを減らして練習する
・休憩大事