レッスン

【レッスン】生徒に「わからない」と言わせない先生は要注意!【親の教育も良くない可能性あり】

先日こういうツイートをしたところ反響がありました。

全文を書きます。

子供のころ、
レッスンで言われたことを理解できなかった時に
「なんでわからないの!」とか言われた経験があると、

理解できない=悪い

と擦り込まれる。
そして、わかってるフリをしてしまう。

理解できないのは先生の伝え方が下手なだけ。

わからない時は「わからない」と言っていい。

生徒がレッスン中に「わからない」と言える信頼関係を先生が築いていることが前提条件だけど、

生徒さんが「わからない」と伝えることで先生も工夫して伝えようとするので先生のレベルも上がる。

もし「わからない」と伝えても有耶無耶にしてくる先生だとしたら、
その先生に習うのをやめていい。

先生も人間なのでわからないことはたくさんある。

だけど、伝え方がうまく行かないからといって有耶無耶にするのはよくない。

『生徒と一緒に考える』とか『次のレッスンまでに調べてくる』とか、
真摯な対応が必要。

「わからなくてもいいからやりなさい!」みたいなことを言う先生は要注意。

要は、信頼関係が築けているか、がとても重要ということです。

生徒はわからなければ「わからない」と言う権利があるし、
それを言いやすい状況にできていないのは先生の能力が足りないからです。

これは先生のせいだけではなく、親の教育の仕方がよくない可能性もあります。

更に『教師として』というよりも、『人間として』単に性格が悪いのでは?という先生もいるので今日はそれについても書きます。

生徒に「わからない」と言わせない先生は要注意!

親や先生に「なんでできないの?」とか
「なんで〜◯◯(否定形)?」と言われると、子供や生徒は責められた感じがして

できないこと=悪いこと

だと思ってしまいます。

子供(生徒)は「わからない自分が悪いんだ」と思ってしまい、塞ぎ込む。
そんなことになって果たして音楽を自由に表現できる人が育つでしょうか?

私はそうは思いません。

生徒は意見を自由に言えるべきだし、その環境や関係性を親や先生が作る。
これが大切。

人間関係でも同じ

これは人間関係においても言えることです。

例えば、
夫婦関係や家族関係において「なんで◯◯してくれないの!」と「なんで◯◯しないの?」と責めても、良いことなど何1つありません。

もしこのような言い方をしている人がいるとしたら、
ただただ人間関係の築き方が下手なだけなので、意識して言葉づかいを変えてみましょう。

「なんで◯◯してくれないの?」→「◯◯してくれたら嬉しいな」

これだけで相手の反応が変わります。

否定ではなく肯定で伝える。
これめちゃくちゃ大事。

「わかならい」と伝えても先生が有耶無耶にする場合

この場合、その先生には未来がないのですぐに習うのをやめて他の先生に習うべきだと私は思います。

先生こそ成長する努力をし続けないといけないのに、
成長する気のない先生に習っていても意味がありません。

もっと言えば、これは「成長する努力」というより「誠実さ」の欠如ですよね。

誠実さがない先生に習っていてもストレスが溜まるだけです。

レッスンにおける音楽の伝え方

私はどんなことを伝えるにしても、
「音楽の奥深さ=楽しさ」であることを共有しながらレッスンすることが大切だと思っています。

私が「これは良くない」と思った例として、
大野眞嗣著『ロシアピアニズム』でこういう文章があるので引用します。


言わんとしてることはわかるし、彼の耳の感覚は正しい。

だが、こんな無機質な伝え方をして果たして生徒は音楽を楽しいと思えるだろうか?

文章の書き方が不十分な可能性もあるのですが、
文章の通りだとしたら先生の器が足りないと私は思う。

生徒に無駄なストレスを与えるレッスンをしている先生はまだまだ多いと思う。

 

私個人の意見としては、

音楽の楽しさを生徒一人一人と共有するレッスンを目指すのが良いのではないかと思っています。

そのために、先生は常に勉強し続ける必要があるし、伝え方を研究し続けることで音楽界の未来も更に明るくなるのではないでしょうか!