昨日は札幌kitaraにてピアノソロのリサイタルでした!
5月11日には東京公演(14時開演 渋谷 美竹清花さろん)もあるので、
関東にいらっしゃる方はぜひ!
チケットはsanoshimon@gmail.comまでお願いします!
(自主企画で東京公演はマネジメント会社を使っていないため、
窓口が、私のメールかTwitterやFacebookのメッセージのみとなっております。)
さて、今回のコンサートの収支報告はまだ出せないのですが、
262名の方に聴きに来ていただくことができました。
今回はGW中ということで本当に集客が難しかったことを考えると本当にありがたいです。
(因みに去年のkitaraのリサイタルは350席埋まりました。)
去年のリサイタルの収支報告や反省点、展望についてはnoteで記事にしています。
https://note.mu/shimon_music/n/na760df3bf33d
反省点
最大の反省点は、
やはりGWの10連休にリサイタルをぶち込んでしまったことです。
これは恩師から「30日はピアノの先生方もレッスンが終わって聴きに来られるから」と言われて、私は思考停止でそれに従ってしまったのが原因です。
全てのことは原因自分論で考えます。
その選択を最終的にしたのは私です。
次回は4月のリサイタルはやめて、5月末か6月上旬にします。
4月の週末は新歓などの飲み会が開かれることもあり週末開催自体が集客の点ではデメリットが多い。
かと言って平日だとそもそも人を集めるのが難しい。
やはり土日のお昼公演が一番良いと思います。
14時や15時開演がいい。
コンサートを聴いたあと遊びに行ったり飲みに行ったりできる。
そもそも
私たち演奏家が一番やらないといけないのは、
自分個人の価値を高めることです。
例えば、
私の友人でもあるSaoriちゃんがやっているSEKAI NO OWARIというバンドは、
SNSでライブをやることを宣伝しますが、宣伝する前から
ファンの方々がウェブサイトを見て情報収集をして、ファン同士で繋がって情報共有をして一瞬でチケットが売れていくわけです。
椎名林檎さんやaikoさんも。
ファンの方々は、曲も好きだけどメンバー自体を好きになっている。
それが凄い。
クラシックというジャンルであっても、
演奏家が自分の価値を世の中にプレゼンしていくことは必要だと思っています。
コンクールで入賞していて世の中に認知されていれば多少楽ですが、
知られていない場合はこれが必須。
入賞していても、世の中が「価値がある」と認めている内に更なる価値をつけていけると強い。
マナブさんもこちらの動画で仰ってますが、
売り上げというのは、
技術力×営業力×必要性
で決まってきます。
ピアニストに例えるなら、
技術力→ピアノの技術や実力、
営業力→宣伝してお客様に実際に足を運んでいただくまですること、
必要性→自分でしか提供できない価値
と言い換えることができると思います。
そもそもピアニストは数が多いので全体としての必要性は高くないです。
そのため、個人としての付加価値をつけることがとても重要になってきます。
もし、私が充分に価値を提供できているのならGW中にやっても4月の週末にやっても、
演奏会を選んでくれる人は多くなるはずです。
実験してみた
私はいつもSNSで宣伝した上で、個別にメッセージを送って営業するのですが、
「自分がどれくらい必要とされているのか」を知るためにあえて個別営業を少なめにしてみました。
結果、コンサートに来てくださった262人中、
私が営業をする前にご自分でチケットを買ってくださったのは50人でした。
他の方々が来てくださったのは恩師や家族、その周りの方々のおかげです。
データを見るときは感情と数字を切り離して考えることが必要ですが、
これから努力していくべきは私のコンサートがあることを知った人の中で喜んでチケット買ってくださる方々を増やすことです。
今回の件で言うなら、50人を262人にすることです。
さらに、個別営業や恩師の協力がなくともホールが満席になるくらいの価値を提供することです。
そうするには、
第一に、もっと誠実に音楽と向き合って演奏家としての実力をつけること。
第二に、試行錯誤しながら営業して認知してもらうこと。そもそも認知されないと人気に繋がることはない。
第三に、日々の生活におけるSNSやYouTubeでの動画配信で自分なりの付加価値を提供すること。
そして、今いる大切なファンの方々を大切にすること。
感謝すること。
結局、
音楽を愛して、聴いてくださる方々や応援してくださっている方々への感謝を感じて生きろ!そして、聴いてくださる方を増やすための努力をしろ!
というところに帰結します。
本音の反省点
さて、ここまでは客観的事実から改善すべき点を述べましたが、
少し主観的に感情を交えて自分の改善点を語ります。
演奏に対して細かいことを言っても仕方ないので、
全体的なことを言うと、
1年ぶりの2時間プログラムのソロリサイタルをkitaraでやるのはきつかった!!
人前で弾くということのイメトレは本当に沢山やった。
kitaraをイメージして時間と空間を意識しながら練習した。
演奏会後半は楽しく音楽できたが、前半は緊張で死にそうでした。
やはり人前で弾くことをやり続けて、慣れておかないといけない。
小さなホールやサロンで演奏をする仕事をもっとやりたい。
本番が一番良い練習になることを否定する人はいないと思いますが、
本当に本番をやるだけで収穫が多いのです。
ソロの本番をもっともっと積み重ねていきたい。
そして、研ぎ澄まされた感覚のまま日々を過ごしたい。
そうすることで、演奏家としての佇まいが形成されると思う。
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございました!
最後に、私が練習中に自分を叱咤激励した言葉を載せます。
【私が自分で自分を叱咤激励した言葉メモ】
常に自分の理想と比較しろ.
満足するな,納得はしろ.
その納得を貫け.
聴いてくださる方との時間と空間の共有に感謝せよ.
ストレスに晒されながら、その状況を楽しんで、辛いことも全部包み込んで愛せ.
"舞台に立つ",それだけでなんと尊いことか.— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) May 1, 2019
さて、11日の東京でのリサイタルに向けて練習します。楽しみです!!
https://sanoshimon.com/2019/05/19/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%A7%E7%A8%BC%E3%81%92%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E5%90%91%E3%81%91%E3%80%90%E5%AE%9F%E5%8A%9Bx%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%8A%9Bx%E5%B8%8C%E5%B0%91%E6%80%A7%EF%BC%9D/