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♯2【Twitterの質問に答えてみた】練習したら疲労感を感じるのでアフターケアを教えてほしい【その思考、ちょっと待った!】

こんにちは、しもんです!

Twitterに質問が届きました。

こんばんは😃ピアノ教える側の人です😌

音大時代や今よりもっと若い頃は、そこそこ弾き込んでも、そんなに手首や腕負担を感じることはなかったのですが、最近2時間ほどぶっ通しで弾くと手首から腕にかけて疲労感を感じるようになりました(毎回ではないけど)
アフターケア教えて下さい。

ご質問ありがとうございます!

さて、私の回答ですがTwitterでは書き切れる気がしなかったのでブログでお答えします。

まず私がこれから言うことはこの本に全て書いてあるので、(難しいと感じるかもしれませんが)ぜひ読んでいただきたいです。

関連の本でも良いと思います。

練習したら疲労感を感じるのでアフターケアを教えてほしい

こういう質問は結構たくさんいただくのですが、

実はアフターケアよりも根本的に重要なことがあります。

それは、年齢のせいで疲労感を感じているわけではなく、
自己の使い方の間違い(自己の誤用【セルフのミスユース】)から疲労感を感じているということです。

あえてわかりやすい言葉で説明すると、そもそも練習の時の体の使い方が間違っているから疲労感が出るのです。

なので、アフターケアを教えたところで根本的な解決にはならないので、この質問には答えられない…というのが正直なところです。

 

 

まずは、「長年の経験から”正しい”と思っていることを疑ってみる」ことから始める必要があると思います。

そもそも2時間ぶっ続けで弾いたら疲れます。

音のイメージや体の使い方をイメージする時間を、実際にピアノを弾く2倍くらいとってみてください。

2時間も弾き続けるというのが事実だとしたら、その練習の仕方を見直す必要があります。

 

おそらく今、質問者さまに起こっていることは、

“上手くいくと信じて同じ動作を繰り返し試みることで、逆に誤用(ミスユース)がどんどん増えていく”

〜音楽家のためのアレクサンダーテクニーク入門〜 100ページより引用

という状態な気がします。

この記事で全てを説明するのは難しいので、是非とも本を読んでみてください。

どんなに年齢を重ねたとしても成長できるし、ご自身のレッスンをする際にも生かせることがたくさんあると思います。

具体的な解決案ではなくて申し訳ないのですが、私がなぜこういう書き方をしたのかはこの本を読んでいただけるとわかると思います。

是非とも勉強しつづけて、すばらしい音楽人生を歩まれることを願っております☺️