意見

「YouTuberがストリートピアノを占領した!」と騒がれている件について【解決策】

こんにちは、しもんです!

今日でブログの毎日更新が300日になりました。
いつも読んでくださっている方、ありがとうございます!

さて、

今回の件についてはTwitterでの発言だけに留めておこうと思いましたが、
記録として残しておくことにしました。

以前、
品川駅のLOVE PIANOでもトラブルがあって途中で撤去されましたが、
それについてはこちらの記事をどうぞ。

今回のヤマハLovePiano騒動に関して思うこと

話の前提として私はどんな人物かと言うと、

東京藝術大学の学部と修士で勉強したあと、
イスラエルのテルアビブ大学にピアニストとして留学していて、

クラシックを学び続けて演奏活動をしながらもYouTubeをやっているという立場です。(現在チャンネル登録者数6,500人)

ですので、
YouTuberを批判する側の意見も、YouTuber側の意見も痛いほどよくわかります。

 

さて、今回の論争に対する解決策はこちらです。

【ストピの解決策】

✔︎「足跡シール」を床に貼る。

自然とそこに並ぶようになるのでトラブルや不快感は少なくなるはず!

最初はポールを2つ置けば良いと思ってましたが、
私の視聴者さんと意見を交わした結果、

「足跡シール」を貼れば良いというアイディアに至りました。

「YouTuberがストリートピアノを占領した!」と騒がれている件について

だいぶ炎上も鎮火してきたのですが、もう一度話の経緯を整理します。

今回の経緯

① とある方がストリートピアノを弾きに行ったらYouTuberがずっと撮影していて弾けない雰囲気だから帰った

② 当のYouTuberは、ちゃんとマナーを守って一曲弾いたらその場を離れて間を置いてからまた弾いていた

③ ストリートピアノ系YouTuberが嫌いな人たちが②の経緯を知らずに大批判した。

ものすごくザックリ言うとこんな感じです。

そもそも、悪口を言ったり他人を説き伏せて変えようとするのが間違い

悪口は論外ですが、

批判+過激な言葉で他人を変えようと躍起になっている人たちがたくさんいたので私は2つのツイートをしました。

「ピアノ系YouTuberがストリートピアノを独占した」と騒がれている問題について、

ストピを弾くYouTuber全体を否定している人が結構いるんだけど、
それは嫌韓と同じような思考回路ですよね。

ごく一部を見ただけで全部を知ったと勘違いするのは情報弱者 & 認知バイアスにかかっているだけです。

・マナーの問題
・ピアノの扱い方の問題
・ストピによる経済効果

を分けて考えてから統合した意見を述べるならわかるけど、一部を見ただけで全部を決めつけるのは良くない。

あと、

弾きたいけど弾かない決断をしたのは自分自身。
マナーを守って弾いてたYouTuberのせいにするのは違う。

「”本来の”ストリートピアノは…」と言ってヨーロッパの駅ピアノと比べて批判してる人もいますが、

“日本の”ストリートピアノは始まったばかりで発展している最中なので、

文化が全く異なる場所の感覚を「こうあるべき」と押し付けるのは良くない。
そうあって欲しいという気持ちはわかるけど。

そしてさらに、

時代は進んでるんだよ☺️

何か新しいものが出てきたときにそれを受け入れずに否定するのは簡単だけど、
大切なのは受けとめた上でどうするか。

殲滅したいだろうが、それは無理。

「受け入れたくない」という気持ちはわかるけど、

もうそういう段階じゃないのだ。

悪口言ってる場合じゃない。

ガチでクラシックを学び続けながらYouTuberもガチでやっている私がだからこそ言えることが沢山ある気がする。

どちらの立場の意見もわかるからこそ、

どこか良いバランスを探したい。

長くてすみません。

しかし、このツイートが私の言いたい全てです。

批判した方々は、本当に憎しみと怒りの気持ちを持って発言していらっしゃいました。

1つ言えることは憎しみや命令口調で書かれた文章ってだけでもう議論の土俵にのぼる努力を放棄している、ということです。

他人を変えようと思ってしまう人は是非この動画をみてください。

そもそも他人を変えると言うのは自分もコントロールの範疇を超えていますし、おこがましい行為だと思います。

もし他人を変えたいと思っているのなら、言葉選びや口調には細心の注意を払う必要があると私は考えています。

悪口や怒りをぶつけても人は変わりません。

他人に正義を振りかざすと大変なことになる

今回、
YouTuber本人はちゃんとマナーを守っていたと公言していますし対応も誠実でした。

そして私自身の体験として、
他に人がいるのにピアノを弾き続けているYouTuberをみたことがありません。

YouTubeをやっていない(撮影をしていない)人が居座り続けているのはみたことがありますが、YouTuberでマナーを守らずやっている人は一度もみたことがありません!

批判している人たちはネットのごく一部の情報をほぼ全てだと思ってしまう確証バイアスにかかっています。

ちなみに、私もよくバイアスにかかります。

「人間はバイアスにかかる生き物だ」と知っておくだけでも、バイアスにかかることを少なくすることができます。

批判した人たちにはその人たちなりの正義がありますが、それを他人に振りかざすと大変なことになります。

(ドラえもん てんとう虫コミックス第一巻第8話『ご先祖さまがんばれ』107頁 より)

意見を言うときは、
「これで本当に伝わるかな」と相手視点に立って考えましょう。

書きたいことをただ書きまくってもあなたが伝えたい本質の部分が伝わらない可能性があります。
それはとても残念なことです。

あなたの人生を決めるのはあなた自身

今回の件で、「弾ける雰囲気じゃなかった」と思って帰る決断をしたのはその人自身です。

自分の決断を他人のせいにする思考だと、いつまでも搾取される側のままです。
自分の人生は自分で決めましょう。

自分で道を選んで自分で責任をとることで、人生がさらに豊かで充実していきます。

まとめ:足跡シール、試しにやってみませんか?

もちろんYouTuber側がマナーを守るのは当然ですが、
みんな音楽を愛する人ですよね。

アマチュアだとか、YouTuberだとか、プロだとか関係ない。

今回の問題は「弾けないと思って帰ってしまった」というところにあるので、
それはルールやアイディアで改善していけばいい。

そこで、解決策としての『足跡シール』を試しにやってみませんか?

人の足跡でも動物の足跡でもいいのですが、
足跡シールを床に貼れば自然にそこに並ぶようになってトラブルや不快感が確実に少なくなるはずです!

絵が下手ですみません。笑

最後に、ピアニスト仲間の角野くんの文章に感動したので紹介します。

ストリートピアノ文化が長続きするために

音楽で繋がる人たちに愛がありますように。