こんにちは、しもんです!
芸大の音楽学部は浪人生が多いようで実は少ないのですが、浪人して入ってきた人たちを見ていて思ったことがあります。(それを今朝思い出しました)
なにかと言うと、
・浪人した本人だけが「浪人生」ということを気にしている
ということ。
もちろん全ての人には当てはまりませんが、浪人であることを気にするあまり変な方向に性格が歪んでいくパターンも見てきました。
例えば、
・他人と比較して自分をダメだと思う
・他人と比較して相手を見下す
この2つは比較対象が自分ではなく相手になっているため、相手に依存することになっていつまで経っても満たされません。
比較すべきは「過去の自分」です。
過去の自分よりも今の自分が成長していればそれでいいのです。
浪人したという負い目があるかもしれませんが、周りの現役で入ってきた人たちはマジで1ミリもあなたが「浪人であること」なんて気にしていないんです。
1浪だろうと2浪だろうと関係なく。
大学に入ってしまえばみんな同じ1年生。
年齢は関係ありません。
自分を大きく見せる必要なんてないんです。
今日書いていることは、浪人だろうと現役だろうと関係なく起こることです。
現役生でも、他人と比較して相手を見下したり相手を貶めたりして自分の優位を感じていた友人や後輩を見てきましたが、彼らは職業的には今はお金を稼いでプロをやっていますが、音楽的な意味で真のプロになれていません。
どこかで考え方を変えていかないとずっと歪んだ音楽家として生きていくことになる。
年齢を重ねるに連れて変化する勇気を持てなくなってしまうのが人間なので、まだ大学生の方々は今のうちから「素直」になって音楽や人間と向き合ってください。
今までの人生で無数の “クラシックの演奏家(プロ)を目指す人” を見てきましたが、音楽的な意味で真のプロフェッショナルになれる人に共通してることって、やっぱり『圧倒的な素直さ』だと思う。
— 佐野 主聞 / Shimon (@Shimon_Sano) April 17, 2021
「素直さ」がない人は、
人から認められて職業的なプロとしてお金を稼げるようになったとしても、
本物の音楽家としてのプロにはなれません。
とくに相手の意見を聞いた時に「否定」から入る人は要注意です。
まずは相手の意見を聞いて受け入れて吟味することから始めましょう。
相手の意見をすぐ否定できるほど、人間は万能ではありません😌
人間は年齢を重ねれば重ねるほど自分の経験や知識を頼りにしてしまうものですよね。
でも、常に勉強を続けている人は自分の意見がすべてじゃないことを知っているので相手の声に耳を傾けることを大切にします。
特に若い人の意見を直そうとする人は、自分の意見を言いたくなるのをちょっと我慢して相手のことを考えてみましょう。
そして、嫌なら干渉せずに(相手を変えようとせずに)そっと離れましょう😊