エッセイ

ピアノを弾くのが怖い人へ【ピアニストが体験と解決方法を語る】

こんにちは、しもんです!

今日は、「ピアノ(楽器)を弾くのが怖い」という人に向けて私の体験談を交えて解決法を書きます。

先日こういうツイートをしました。

私は「自分ができないこと」にフォーカスしすぎて
その恐怖でピアノが弾けなくなったことがあります。

私の解決法は、

✔︎どんなに小さなことでも
「自分ができること」にフォーカスして小さな肯定を積み重ねる

✔︎体の動きを細分化して分析

✔︎環境を変える(ピアノを弾かない)

この3点です。

楽器を弾くのが怖い人へ

私の体験

私はピアニストとして活動していますが、
理想だけがどんどん遠くへ行ってしまって自分の実力があまりにもちっぽけなものに見えてしまうことが多々あります。

理想を追い求めて成長するときには、
「頭や体や耳の使い方を変える」などの変化をしないといけないことがありますが、

演奏の仕事はどんどん入るので「変化・成長する時間」を作れずに自分の納得のいかない演奏で誤魔化していた時期がありました。

『自分がピアノを楽しめない理由』を分析すると、

✔︎ 自分の理想は、
「細かい部分を丁寧に練習して、それを積み重ねて1つの曲に仕上げること」だけど、人前で弾くためにちゃんと外観を仕上げないといけないので、結局は納得がいかないまま中途半端な状態で演奏してしまう。

これなんです。

ちなみに私は遺伝的な問題で鼓膜が一般の人の半分くらいの薄さしかないので音に対してあまりにも敏感なのですが、

だからこそ、自分の音が気に食わないときは納得いくまでやらないと気が済まないんです。

そして、自分を誤魔化しながら演奏することが一年ほど続いた時に、
納得のいくピアノが弾けないのに無理に曲を仕上げようとして曲を通していた時に手を痛めてしまい、
「あ…もう無理だ」と糸がぷつりと切れてしまったことがあります。

ピアノを弾いても、恐怖と焦りで「自分は何も表現できていない」と感じてしまったのです。

私がどうやって解決したか

ステップ① ピアノを弾かない

まず、少しの間ピアノを弾くことをやめました。

距離を置いたんです。
思考に余裕ができるまでピアノ以外の好きなことをして過ごしたり、ただただボーッとして過ごしました。

そういう日が1日でもあればかなりリフレッシュできるのでピアノを弾くのが辛い人には休息する日を作るのは本当にオススメです。

ステップ② 自分ができることにフォーカスして小さな肯定を積み重ねる

次に、「自分ができること」を細かく考えていきました。

これはピアノに関わらず「息ができる」とか「歩ける」とかそういうレベルのことでも大丈夫です。

自分の能力や性格のことを細かく細かく肯定していきます。
そして、ピアノで自分ができることを考えてそれも肯定していきます。

「できないことにフォーカス」ではなく「できることにフォーカス」する。
これも精神的に参っている時にはとても大切です。

ステップ③ 以前のように音楽と向き合う

そして最後に、もう一度自分の問題と向き合って練習(「頭・体・耳」と「音楽」を統合)していきます。

『自分の中にエネルギーが生まれるまで休む』というのは、演奏を長く続けていく上でもとても大切なことです。

しかし、休みすぎると怠惰になるだけなので
エネルギーが生まれた時はもう一度ギアを入れて進んで行きましょう!

やる気は「その行為をとにかく始める」ことで自然と出てきます。

まとめ:好きなら一旦離れることも大切

「好きなのにどうして私の期待に応えてくれないの!」って言ってくる人がいたらどう思いますか?

単純にうざいですよね。

音楽でも同じです。
好きだからと言って、その愛し方を間違えたらただのストーカーになってしまいます。

自分で自分を傷つける前に一旦音楽と離れましょう!

自分を冷静にさせることは、音楽を長く続けていく上でも大切だと私は考えています。

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