意見

【意見】『演奏家は稼げる=副業をしなくても良い』という考えは少し危険!

こんにちは、しもんです!

今日は演奏家と副業に関する意見がTwitterであったのでそれをピックアップします。
ちなみにツイートをしてくださったピアニストの江崎皓介さんは普段からTwitterで有益な情報を発信されています。

【元ツイート】
手取り14万が話題になっていますが、音楽家にとっても他人事じゃない。
ただ、それは周りに流されてる場合の話。
ちゃんと考え、協力者をつけ、行動すれば投資など副業をしなくても平均給料より遥かに稼ぐ事ができます。
好きな事をして、喜んでもらえ、お金も頂く。
かなり夢のある職業です!

【私の引用リツイート】
全面的に同意。

ただ、この文章を読んだ人は「投資や副業をしなくても良い」と勘違いしそう。

ずっと演奏家でいられる保証などないので、そのリスクを考えたらストック型のビジネスを育てたり『本業に繋がる副業』をやっておくことには価値がある。
(単純労働の副業はNG)

あと、投資も大事。

私は過去には音楽学校や音楽教室などで身を粉にして働いた上に低賃金で消耗していましたが、
今は演奏やレッスンでピアニストとして活動しつつブログやYouTubeなどで副業もしています。

 先に結論

・副業と言っても『単純労働』ではなく『ストック型のビジネス』や、
フロー型でも自分の本業に繋がったり、人生において自分が必要としているスキルアップに繋がるならどんどんやっていくべき。

『演奏家は稼げる=副業をしなくても良い』という考えは危険

そもそも「演奏家は稼げるのか?」ということに関しては過去記事をご覧ください。

・演奏家は稼げるのか知りたい人へ

【体験を語る】プロのピアニストは忙しい?稼げるの?「お忙しい中ありがとうございます」って言葉は日本では割とよく使うと思うのですが、 最近私は「ピアニストって忙しいですよね」と聞かれ...

・演奏で稼げない人へ

音楽で稼げない人向け【実力×営業力×希少性=売り上げ】こんにちは、しもんです! 以前も紹介しましたが、 マナブさんのこちらの動画。 こちらの動画では、 「売り上げは、 技術力 ×...

・稼げなくて演奏家をやめようと思っている人へ

芸術に携わりながら他の仕事をすることは【負け】ではないこんにちは、しもんです! 今朝こんな投稿が流れてきたのでこのブログでも取り上げます。 美大生よ。この歳になって分かったことが...

過去記事を超簡潔にまとめると、この3点です。

✔︎演奏家として稼げない時は単純労働をしても良いし、演奏家をやめる必要は全くない。

✔︎少しずつ単純労働を減らしてストック型のビジネスを増やしていく

✔︎演奏家としての価値も高めて認知されるための行動をする

演奏家は確かに夢のある職業だが、いつまでもできる保証などない

「そんなこと言ったらどの職業も同じじゃん!」と思うかもしれませんが、
私が交流してきた演奏家ってマジで演奏やレッスン以外のビジネスをしていないんですよね。
さらに「稼いでいるから」という理由で生活費や固定費を無駄に上げてしまう人が多い。

そして、
「仕事ができなくなるかもしれない」という危機感がない or 危機感はあるが行動していない人が多すぎる。

また、副業に対しても見下すような意見を持っている演奏家が多い印象があります。
(あくまでも私の個人的な印象です)

私の体験エピソード

✔︎演奏家仲間に投資のことを話しても、「投資ってwww」みたいな反応をされる。

✔︎私がブログやYouTubeを始めた時も、
「やらない方がいいよ」とか「あら、ブロガーの佐野先生じゃないですか(ピアニストではなくブロガーであることを強調してくるような言い方)などと同級生や権威のある先生に否定されたりバカにされた。

人間って新しくて未知のものを思考停止で嫌う習性がありますよね。

まず、本業に繋がる副業はやった方がいい

『本業に繋がる副業』というのは、

✔︎ビジネスとして(マーケティングのために)SNSを運用する

✔︎ブログやYouTubeで情報発信する

などがそれに当たります。
TwitterなどSNSの運用は立派な営業なのでもしそこでお金が発生しなくとも、
本業の仕事を得ることができて経済的に少し楽になります。

あと、Amazonアソシエイトなどに登録してTwitter上で商品を紹介すると、売れた時に紹介料としてお金も稼げます。

 

また、演奏家であることが強みになる副業があります。
例えば、

✔︎コンサートのチラシデザイン

✔︎演奏の動画編集

などです。
演奏家としての視点を持っているからこそ気づけることがあり、
そもそも自分が演奏家だから演奏家仲間も多いため信頼を得ることができるし重宝されます。

フロー型とストック型のビジネス

フロー型とストック型の詳しい説明に関してはこちらをご覧ください。

簡潔に言うと、
フロー型は単発や短期間の仕事が多く、即金性が高い。

ストック型は即金性は低いが、資産がストックされていくのでどんどん収入が膨らむ。

私の仕事におけるフロー型とストック型ビジネス

【フロー型】
・演奏
・レッスン

【ストック型】
・ブログ
・YouTube
・有料note
・有料動画

「どちらが良い・悪い」という問題ではなく、どちらもできる方が安定しますよね。

私がストック型のビジネスもオススメしている理由は、
一度時間をかけて作ればあとは自分の分身が働いてくれるからです。

人生は有限ですが、ストック型の労働をすることで人生の時間を拡張できるんです!

特にYouTubeはファンが増えます。確実に増えます。

これは本業に大きく影響します。
なぜならレッスンを受けに来てくださったり、コンサートを聴きに来てくださる人が増えるからです。

YouTube(ストック型のビジネス)でファンが増える→実際の演奏会やレッスンに来てもらえる(フロー型のビジネス)

そして肝心なのは、これが「全員の為になっている」という事実です。

 

とても素晴らしい循環だと思います。

まとめ:演奏やレッスン以外の仕事も大切!

「演奏だけで稼げる!」

これは本当に素晴らしいことだし誇らしいことだと思います。

しかし、個人的には「リスクヘッジの視点が欠けている」と思います。

演奏家として生きられなくなった時に資産があれば良いのですが、
稼いでいる演奏家って固定費や生活費を上げてしまうことが多い。

圧倒的に稼いでいる訳でもないのに。
稼いだお金をほとんど使ってしまうんです。

贅沢をすることは心の豊かさにも繋がるのでどんどん使っても良いのですが、
稼げなくなった時のために今から行動しておかないと大変なことになるのは目に見えてますよね。

もし仮に無一文になったとしても、

リアルでもネットでも他の人に価値を感じてもらうビジネスをやっていれば信頼が溜まっているのでそれをお金に替えていくことができます。

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