以前から、室内楽で合わせる時(リハーサルの時)に疑問に思ってたことがある。
特に、ピアノと他の楽器のデュオの時。
「なんで演奏で表現できてないのに、ピアニストにだけそれを求めるんだろう。」
室内楽の合わせでやること
例えば、こういう人いますよね。
・テンポ感・やりたい音楽表現などを言葉で説明するだけで音として表現できていない人。
・合わせてる最中に、ピアニストにテンポ感を指示するような身体の動き(拍子をとる等)をするけど、自分がそのテンポ感で演奏できていない人。
ピアニストは他の共演者の音や歌詞まで頭に入ってるので、
その共演者が演奏したものに自然と合わせることができる。
例えば、
共演者が暗譜飛んで違うところを演奏してしまったとしても、ピアニストも一瞬でそこに飛べます。
基本的に、
ピアニストは共演者の演奏にその場でとっさに対応していくことが可能なのです。
共演者がそういう演奏をしたからピアニストもそれに合わせたのに、
さも「ピアニストが音楽わかっていない」というような態度をとられると
一瞬カチンっとくる(笑)
これは、アンサンブルをするピアニストあるあるだと思う。
初合わせの時
まずは音と音楽で伝えて!
言葉はその後でいい。
音楽的に耳の良い者同士なら、
大概、一回通したらお互いの音楽を掴めるので二回目に通すときは合います。
(難しい現代音楽などは、すぐに合わせるのは大変ですが…)
先日、音楽的にも人格的にも信頼できる声楽家の先生に出会ったので、
疑問をぶつけてみました!
「歌い手の中には、
自分の歌でそのテンポ感を示してないのに、歌いながら手で身体や物を叩いて拍子をとって、ピアニストにテンポを指示してくる人いるけど、
あれってなんなんですか?」
「いるよね〜!その歌い手は音楽わかってないのよ!」
爽快 !! 笑
お互い価値観が違って、
相手が何故そう演奏するのか理由がわからない時や、
音楽的解釈が違う場合は話し合わないといけない。
そうやって音楽的な表現を深めるための合わせなのに、
テンポを合わせるためだけで終わるのは勿体無い。
合わせの時に初めて、ピアノとか他の楽器のことを考える習慣ってなんなんだろう。
「遊びで、初見で合わせてみようよー!」みたいなノリの時ならまだしも、
「遊びで、初見で合わせてみようよー!」みたいなノリの時ならまだしも、
例えば、ピアノ五重奏などで弦楽器の人たちが全く他のパートを頭に入れてきていないために、
その人たちの練習に付き合わされるピアニストはかなり頭にくると思うので気をつけてください(笑)
That’s waste of time!!
That’s waste of time!!
共演者全員が各自の練習時に、
パート譜だけではなく、ちゃんとスコアを読んで他の楽器のこと頭に入れてくれば、
ものすごく有意義な合わせになると思うのですが如何でしょうか!