こんにちは、しもんです!
先日、この親と子、先生と生徒に関する2つの記事を書きましたが、
補足として、
子供が「親や先生も自分と同じ不完全な人間なんだ」という事実に気づくには時間がかかる、
という話をします。
「親や先生も自分と同じ不完全な人間である」という事実
子供は、
「親や先生は完璧であるべきだ」という幻想を抱いていることが多い。
そして、
「親や先生も自分と同じ不完全な人間なんだな」
という事実に気づくには時間がかかる。
親や先生は『自分の弱みを見せられる強さ』とそれを『子供と共有する勇気』を持つと良いと思う。 https://t.co/8BaIlESXUU
— 佐野 主聞 / ピアニスト×ブログ×YouTube (@Shimon_Sano) 2019年11月19日
子供は、
「親や先生は完璧であるべきだ」という幻想を抱いていることが多い。
そして、
「親や先生も自分と同じ不完全な人間なんだな」
という事実に気づくには時間がかかる。
親や先生は『自分の弱みを見せられる強さ』とそれを『子供と共有する勇気』を持つと良いと思う。
親や先生たちへ
私は本を読むことが大好きだったので、親に向けて書かれた本をたくさん読んでいました。
特に大学時代に教育実習で高校に行った時には本を読みあさりました。
この経験を通して私は「あ、親や先生も自分と同じ人間で、完璧じゃないんだな」と腑に落ちたんですよね。
それまでも理解はしていたけど信じたくなかったというか、
弱みを隠そうとする大人ばかり見てきたので「せこくて信用できない奴らばっかだな」と思っていました。
そう、大人って自分ができないことや弱いことを隠そうとするんですよね!!
そのままさらけ出す方が圧倒的に人間関係がスムーズに行くのに素直になれない大人が多いのです。
子供に対して、人として対等に接していたら強がる必要なんてないし自分を上に見せる必要もない。
できないことを認めて子供と一緒に改善策を考えたり、
成長していく姿を見せることが尊敬や信頼に繋がります。
言葉だけは立派で行動していないと、どんどん信用度が下がっていくんですよね。
弱みを見せる強さとそれを共有する勇気を持ちましょう!
子供たちへ
子供たちに伝えたいことがあります。
親や先生は完璧ではありません。
あなたが完璧ではないように、親や先生も完璧ではないのです。
だから、ちょっとムカつくことがあっても赦してあげてください。
それでも上から目線で接してくるような人とは距離をおきましょう。
素直じゃない人と交流しても時間の無駄です。
もし今、自分が中高生だったら
上から目線でマウントを取ろうとしてくるような先生や親には
「あなたが上から目線で接してきて、私を一人の人間として尊重して対等に扱わないから、私はあなたを信頼できないんです」と言っちゃうと思う。
「もし信頼されたいなら、相手を従わせようとするのではなく、あなたが尊敬されるような行動を取らないと何も変わらないですよ」
と言っちゃう。
今なら言える。
でも昔は言えなかった。
ただただ理不尽な要求を押し付けられるだけで終わってた。
「なぜ大人は信用できないのか」「信頼できる大人と信頼できない大人の違いはどこにあるのか」
子供の頃はこの謎にぶち当たると思います。
子供は論理的には分からなくても感覚で敏感に察知します。
きっとその感覚は正しい。
だったら、子供はそういう大人にならないためにはどうすれば良いかを考えて、
自分の中の理想のイメージに向かって行けば良いと思う。
私の信頼できる大人像は、
「自分の弱みを認めて、それを改善していく努力と成長をし続けられる大人」です。
まとめ:相手に誠実な関心を寄せる
子供であろうと大人であろうと、
1つ覚えておいてほしい言葉があります。
カーネギーの『人を動かす』という本にも書いていますが、
相手に「誠実な関心を寄せる」ということです。
人は自分に関心を持ってくれる人に関心を持ちます。
だから、仲良くなりたい人がいたら自分から関心を持って接すれば良いのです。
それでも人間関係はうまくいかないことがありますが、
『親と子』『先生と生徒』の場合は
親が子に、先生が生徒に、誠実な関心を寄せていないとお話になりません。
親や先生が子供に無関心だったら子供はどうしようもないんですよね。
大人は子供に対して誠実に接しましょう。
友達同士や、大人同士の人間関係の場合、
相手が誠実じゃなければすぐに関係を断って良い。
誠実じゃない相手と過ごしても消耗するだけだからです。
(逆に、相手との関係を断ちたい場合は誠実じゃない対応をすれば良い、という裏技もあります)
生きていると、絶対に価値観が合わない人はいます。
そういう人間関係は切って良いのです。
自分が居心地がよく、良い刺激を与え合って成長できるコミュニティーを作りましょう!