音楽

ピアニストに伴奏等を依頼する時に気をつけること

大学に入ってから留学するまでの間、

有り難いことに絶えることのなかった伴奏や室内楽の依頼。


これは本当に嬉しいことで、
その経験によって音楽家・共演者としての自信がつきました。

しかし、
依頼される側として
学生の頃からずっとおかしいと思っていたことがあります。



それは、

譜面の渡し方!

楽譜の渡し方

ほんの数ページならまだしも、

20ページくらいあるようなコピー譜を製本せずに渡してくるというのは、

貴様、頭おかしいんか!笑

他人の時間をなんだと思ってる!!

今の私のように
ほぼ全ての時間を自分のために使える状況なら、
製本していない楽譜を渡してきても喜んで製本…しないわ!人の時間を盗むな!

製本してもらいたいならその分の金払え!

学生でも社会人でも、
仕事をしているしていないに関わらず、

ピアニストは他の楽器に比べて圧倒的に練習する曲数と時間が多いのだ。


そして
全く製本せずに渡してくる人間の言い訳として代表されるのがこちら。

「人それぞれ製本の仕方があるから、勝手に製本しない方が良いと思って。」


うん、確かに一理ある。

自分で製本する時のやり方はある。


だがな、考えてみてくれたまえ。



譜面を渡す前に

「製本して良いか、しない方が良いか、もしくはPDFで送った方が良いか

それを相手に聞かなかったというのは、

貴様の怠惰以外の何ものでもない。

それを聞かずに製本せず渡してくるのは、

「わたし製本面倒だったから自分でやってね。よろしく。」

と言ってるのと同じ。

礼に欠けている。

圧倒的怠慢。


「どういう形で渡したら良いか」

これを聞くだけで人間関係を円滑にすすめるための手助けになるのに。

謝礼のこと


あと、
依頼する時にちゃんと謝礼いくらか聞くのは、
仕事なら当たり前のこと。

アルバイト募集の雑誌を見る時、
時給や日給がいくらか書いてない会社に誰が面接を受けに行くだろうか。

逆に、依頼されたら依頼された側が謝礼をちゃんと提示すること。

値札のついていないスーパーなんて存在しないですよね。
そんなスーパーがあっても誰も買わない。

学生時代は、

合わせの場所に行くために使った交通費よりも謝礼が少ない、とか、

急遽とある門下に頼まれて、その日のレッスンの伴奏を1日やって、

その門下の子に「後日◯◯さんからお礼があると思うから。」と言われたので学食一食分(500円)くらい奢ってもらえるのかと思ってウキウキしていたら、
後日、言葉のみで「ありがとう。」と言われる、

など、
色々あったけどすぐ笑い話になりました。笑


「音楽の勉強になるし、楽しいんだから謝礼要らないでしょ」という考え方が通用するとしたら、


信頼関係を築いてる音楽仲間や、尊敬する人との共演だけど、

そういう人はちゃんとした謝礼をくれるものだ。


ここまで自分のこと棚に上げて書いてきましたが、

自分も学生時代にすごい失礼なことを沢山してきた。

感謝の気持ちが足りなかったり、

どうしてもお金がなくて、その人の仕事に対する対価を払えないということがあった。


音楽の仕事に関するお金のことって、
学生の内は本当に聞きづらいし言いづらいことかもしれませんが、


これに慣れておかないと仕事としてやっていけない。



人間、最後は信頼できるかどうかだ。

感謝の気持ちが足りなかったり、礼に欠けていたら信頼はされない。

自分も気づかずに見落とすことが多々あるので気をつけます。

追記

Facebookなどで沢山のコメントをいただきました。
上記のことが「気をつけるべきこと全てだ」と誤解してツッコんで来た方がいらっしゃったのですが、そうではありません。

細かいことを書き出したらキリがないので気になることを書いたまでです。
今はiPadなどで楽譜を見る人もいるのでデータで送って欲しいという方もいます。

この記事で一番言いたかったことは
「気遣い」
ですよね。

それが本質です。

コメントをいただいた中で、上記のことに加えるとしたら、

『楽譜を渡す時期』→プログラムが決まったら、すぐに楽譜を渡す・送る。
楽譜は基本的に原本を送る。


合わせがいつ始まるか、にも寄るけど、
プログラムが決まってから1週間以内に送ってくれるとピアニストとしては助かります。
遅くなればなるほど「こいつそのくらいのやる気しかないんだな」と思うピアニストもいます。


時間がないなら、今はアマゾン等のサイトから楽譜を購入して直接その人の家に送れるので活用してみてはいかがでしょうか。